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      <title>chez sugi</title>
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      <description>ここではないどこか</description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2007</copyright>
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         <title>鶯鳴く根岸の里の侘び住まい</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/747948980/" title="Photo Sharing"><img src="http://farm2.static.flickr.com/1435/747948980_a693b9cbcb_m.jpg" width="240" height="161" alt="which door to open - IMGP1120" /></a>

朝顔市の人の流れについていって、鶯谷から坂を下りる。すぐに駅前のラブホテル街に迷い込んだ。ラブホテルの中と外の間には結界があって、そこを通り抜けるのは決心やら勢いやらが必要という、思いこみがあったが、そこでは何組ものカップルが、コンビニのように軽々と、ホテルに出入りしていた。それでいいのかもしれない。

根岸の里の侘び住まいは言葉としてしか残ってないと思っていたが、ちょっとそれがあてはまりそうな静かな歩道に入り込んだ。「根岸の里」と書かれた紙の筒がたくさん並べられている。その筒はたいしてきれいじゃないのになぜだろうと思ってのぞき込むと、中にロウソクが入っている。今夜火をともすそうなのだ。それは是非写真に撮りたいとおもったが、あいにくその時間は芝居をみることになっている。残念だ。

ものすごい遠回りをして隣駅の日暮里。新交通舎人線の工事と前後して駅前は再開発の真っ最中だった。

田端の崖下から上に登らずに通り過ぎたところで、早くも芝居までの残り時間の注意信号が点滅しだした。まだチケットを入手してなくて場所もおぼろげに渋谷と思っている状況だった。運良く進行方向にファミマがみつかったのでチケット入手。場所は渋谷でなく三軒茶屋だった。

都電の小台駅から王子方向の電車に乗ってしまったが、考えてみたら同じ5駅目だし、町屋の方が三軒茶屋に出るにはよかった。渋谷だと赤羽から埼京線なんて思っていた思考の残滓がまだこびりついていたのだ。王子からでも、その経路はかなり遠回りだということに気がついて、地下鉄南北線に乗り換えた。

三軒茶屋で食事をとろうとしたが、またしても適当な店が見つからず、時間切れで、松屋でカレーをかき込んだ。間違えて生卵の食券を買ってしまったので、ちょっと品なく、カレーにかけて食べた。

渋谷での30分の乗り換え時間（その時間内なら東急田園都市線から東横線に初乗り料金を二度払いせずに乗り継ぎできる）を利用して、ブックファーストへ。1階の<a href="http://www.tbsradio.jp/life/2007/06/life_3.html">Lifeブックフェア</a>をのぞいて、パンフレットを入手した。オールカラーでなかなか立派だ。お勧め本で読んだことがあるのは、『さようならギャングたち』、『虚無への供物』、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』、『カンバセイション・ピース』、『熊の場所』、『宇宙消失』、『旅路の果て』。といってもかなり忘れている。
<dl>
<dt>天気</dt>
<dd>曇りときどき晴れ</dd>
<dt>散歩</dt>
<dd>鶯谷駅～三河島駅～日暮里駅～西日暮里駅～小台駅(6.9km)-[<a href="http://maps.google.co.jp/?q=http://chez-sugi.net/maps/200707.kml" name="maplink">地図</a>]</dd>
<dt>写真</dt>
<dd><a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/archives/date-taken/2007/07/07/">3</a>/16</dd>
<dt>飲み食い</dt>
<dd>松屋（三軒茶屋）：オリジナルカレー、豚汁セット-540円</dd>
<dt>イベント</dt>
<dd>NODA・MAP『THE BEE』</dd>
<dt>買い物</dt>
<dd>ブックファースト（渋谷）：内田百閒『冥途・旅順入場式』、『東京日記』-1428円</dd>
</dl>]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">散歩日和2007</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 07 Jul 2007 23:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>NODA・MAP番外公演『THE BEE』</title>
         <description>**作：野田秀樹、Colin Teevan、原作：筒井康隆、演出：野田秀樹／シアタートラム／指定席6500円／★★★★**

**出演：野田秀樹、秋山菜津子、近藤良平、浅野和之**

最初のシーンをみて、原作の筒井康隆『毟りあい』の内容をほぼ思い出した。かなり原作に忠実だったのではないだろうか。

脱獄犯に妻子を人質にとられた平凡なサラリーマンが、お返しに脱獄犯の妻子を人質にとる。報復が報復を呼び、ついには世間からも警察からも見捨てられて……といったようなストーリーだ。

すばらしいのは野田秀樹の演出だ。人質、監禁といった非日常的な状況の中に、どうしようもなく日常性がうまれ、残虐な行為はこの日常性の中で行われる。そこには何か調和というか美のようなものがあった。そして、この日常性といっしょに、タイトルにある通りのBEEつまりハチが原作の外から持ち込まれている。ハチはこの日常性を打ち破るものとして現れる。それは何かを説明したり、倫理的な落とし前をつけるものではなく、絶対的な他者として現れるのだ。

あと、これまでみた芝居では狂言回し的な役ばかりだったけど、今回は演技者としての野田秀樹が堪能できたような気がする。やっぱり役者としてもすごいな。</description>
         <link>http://chez-sugi.net/play/001595.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">演劇ノート</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 07 Jul 2007 19:30:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>阿部和重『シンセミア』</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022643773/chezsugi-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ec1.images-amazon.com/images/I/216AQSPREDL.jpg" alt="シンセミア〈1〉" style="border: none;"  class="img_asin" /></a>
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022643781/chezsugi-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ec1.images-amazon.com/images/I/212RCAG800L.jpg" alt="シンセミア〈2〉" style="border: none;"   class="img_asin" /></a>
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/402264379X/chezsugi-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank" ><img src="http://ec1.images-amazon.com/images/I/21K78KNB7HL.jpg" alt="シンセミア〈3〉" style="border: none;"   class="img_asin" /></a>
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022643803/chezsugi-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank" class="asin"><img src="http://g-ec2.images-amazon.com/images/I/212QAC4X4PL.jpg" alt="シンセミア〈4〉" style="border: none;"   class="img_asin" /></a>

読む前は神町は想像上の地名だと思っていたが、作者阿部和重の故郷であり、山形県東根市に<a href="http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&geocode=&q=%E5%B1%B1%E5%BD%A2%E7%9C%8C%E6%9D%B1%E6%A0%B9%E5%B8%82%E7%A5%9E%E7%94%BA&ie=UTF8&ll=38.416342,140.37343&spn=0.030464,0.046606&z=14&iwloc=addr&om=1">実在</a>するらしい。そこで2000年夏に起きたあまりにも凄惨で汚穢に満ちた数々の出来事を克明に綴った物語だ。もちろんすべて架空の出来事だが、リアルに細部を積み上げた構想力、想像力にはただただ感心するしかない。

登場人物の内面描写は欲望と打算ばかりで、視点がころころ変わるため、特定の登場人物に感情移入ができず、かえってその不安定さが、続きを読まなければというエネルギーを生んで、ほんとうに夢中になって一気に読んでしまったのだった。

同じように分厚いドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』と無理矢理つなげると、あちらでは、神の不在が人々の心を蝕んでゆく様をモラリスティックに描いたけど、こちらは神町という名前にもかかわらず、神は不在は既定事実で、人々は自分の欲望を神としてあがめ、他者の欲望という怪物に恐怖するしかない。彼らの醜いありさまを作者といっしょにながめるのは、いわば神の視点であり、読みながら彼らを罰したいというある意味モラリスティックな欲望を感じてしまった。その欲望がかなえられたカタルシスとともに4巻目の最後のページを閉じたのだった。]]></description>
         <link>http://chez-sugi.net/book/2007/001594.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">読書ノート2007</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 07 Jul 2007 19:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>言葉にならない言葉</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/682413907/" title="Photo Sharing"><img src="http://farm2.static.flickr.com/1214/682413907_ae9be8b5b9_m.jpg" width="161" height="240" alt="blue ceiling - IMGP1107" class="photo" /></a>

ガス爆発の現場は東急本店のほんとうにすぐ裏手にあるのだった。警備員が巡回していて、警官も詰めている。物見遊山で近づくの悪趣味だが、あえて悪趣味をしてみるのは、べたな悪趣味よりはましなような気もするものの、外からみればやはりそれは悪趣味に違いないので、遠くから雰囲気だけ味わうことにした。

久々の鍋島松濤公園。何年も前に池の畔のベンチで休憩していたら品のいいおばあさんが隣に座って、ここには森進一、森昌子夫妻が子供を連れてやってくるという話をしてくれた。そんな夫妻も離婚して、おばあさんはまだ元気だろうか。

今日は猫の姿をたくさんみた。みんな7月の蒸し暑さでだれているのか、近くまで寄らせてくれたのだけど、ぼく自身もだれていて、撮った猫はぶれているか、はみでているかどちらかだった。

立正佼成会の施設の中をつっきっていくコンコース。教団の敷地なのだと思うが、ベンチがおかれていて、一般人も通過、休憩できるようになっている。異教徒のぼくも心地いい風のご相伴にあずかった。

蚕紙の森公園の手前の電柱に、「青い鳥を探しています」という貼り紙があった。

「ブルーのセキセイインコがいなくなりました。公園の方向に飛んでいったのですが、見つけられません。（5/27の朝から）どなたか心やさしい人に保護されている事を祈っています。見かけた方はどうかご連絡下さい。とても人なつっこくて、自分の名前を"プチちゃん、プチちゃん"ってよく言います。そして飼い主の名前も”トモちゃん、トモちゃん"って…。その他、よくおしゃべりします。言葉にならない言葉で…。どうぞよろしくお願いします。」

元気で保護されていることを祈りつつ、インコと飼い主の名前の組み合わせに興味をひかれたのだけど、それをほんとうにおもしろがることができるのは、ぼくではなかった。

中野駅まで歩いて、蕎麦屋に入った。食べたいメニューがピンポイントで抜けていたので、ネーミングだけで地獄そばを選んだ。丼半分くらいの温かいつゆにそばが浸してあって、生卵と鰹節がかけられていて、具はほうれん草くらいだった。地獄というからには、方向性は問わず並外れた何かを期待していたのだが、ごくごく穏当な食べ物で、拍子抜けした。

:天気:曇りときどき晴れ
:散歩:渋谷駅～爆発事故現場～代々木上原～代田橋～方南町～東高円寺～中野駅(10.7km)-[<a href="http://maps.google.co.jp/?q=http://chez-sugi.net/maps/200707.kml" name="maplink">地図</a>]
:写真:<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/archives/date-taken/2007/07/01/">2</a>/15
:飲み食い:さらしな（中野）：地獄そば-920円
::スターバックス（中野）：アイスラテ-410円
:買い物:あおい書店（中野）：阿部和重『シンセミアII』-525円]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">散歩日和2007</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 01 Jul 2007 22:52:35 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>テレポートからららぽーとへ</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/670698289/" title="Photo Sharing"><img src="http://farm2.static.flickr.com/1417/670698289_aa3f9e268b_m.jpg" width="240" height="161" alt="紅一点 - IMGP1085" /></a>

東京テレポートからお台場に背を向けて有明の方に歩き出す。犬を散歩させている人が何組かいる。中でも、まだ子犬と思われる同じくらいの大きさの4匹の小型犬が目をひいた。飼い主の女性がときおり小さなボールを前方になげるが反応して拾いにいくのは先頭の一匹だけ。それぞれ悠然とマイペースで歩いている。最後尾の一匹は特にのんびりしていて、仲間と距離を空けられてちょっとあわてたような様子をするんだけど、一向に距離は縮まらない。犬より猫のぼくだけど、猫とはこんな風に散歩はできないのだ。

工場や車庫が区画を占める東雲の一角。母猫と子猫二匹が台の上で一直線になって寝ていた。近づいても社交儀礼的に顔を傾けるだけで、物憂げにまた眠りの中に舞い戻ろうとする。この世界と夢の中の世界両方に対する100パーセントの信頼感。あまりに気持ちよさそうで、なんだかうらやましくなった。

はじめてららぽーと豊洲にたどりついた。もともと石川島播磨の工場があった場所だ。そのシンボルの鉄塔がいまでも海沿いの広場にそびえている。建物の中をかすめ通っただけなので、漠然とした印象だが、最近流行の回遊型の低階層ショッピングセンターだ。東急ハンズ、無印良品、紀伊国屋書店など、一通りの店舗がそろっているので、近くに住んでいる人はほかの街に出かけなくても用が足りるだろう。海に面しているのがいい。

越中島で京葉線の電車に乗り込んだ。終点の東京まで乗ろうと思っていたのに、このときに限ったことではないが頭がぼけていて、隣の八丁堀で降りてしまった。ようやく改札の手前で気がついて引き返したら、ちょうど一本後の電車がやってきた。ラッキーと思ったぼくは幸福だ。

帰りに床屋に寄ろうと思っていたのに、時間がかなり遅くなってしまったので、駅構内のカレー屋で、かきこむようにカレーを食べた。もう少し落ち着いた状況で、落ち着いた様子で、落ち着いたものを食べたかった。

:天気:曇り
:散歩:東京テレポート駅～東雲駅～ららぽーと豊洲～越中島駅(8.9km)-[<a href="http://maps.google.co.jp/?q=http://chez-sugi.net/maps/200706.kml" name="maplink">地図</a>]
:写真:<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/archives/date-taken/2007/06/30/">3</a>/21
:飲み食い:カレーキッチンスパイス（東京駅）：キーマカレー-700円]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">散歩日和2007</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 30 Jun 2007 23:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>最初の中国人に出会った年</title>
         <description><![CDATA[<h4>Q</h4>

村上春樹の短編小説『中国行きのスロウ・ボート』は「最初の中国人に出会ったのはいつのことだったろう？」という「考古学的な疑問」からはじまります。それは1959年か1960年のどちらかで、ヨハンソンとパターソンがヘヴィー・ウェイトのチャンピオン・タイトルを争った年でした。主人公はそれを調べに図書館にいこうとしますが、にわとりが餌を食べるのをみているうちにばからくしくなってやめたので、結局どちらかは不明のままでした。

ずばり正解はどちらなのでしょう。

<h4>A</h4>

Ingemar JohanssonとFloyd Pattersonは実は1959年、1960年両方ともタイトルマッチを戦っています。1959年はJohanssonが勝利し、翌年はPattersonがタイトルを奪い返しました。つまり、図書館で調べたとしても、最初の中国人に出会った年はわからなかったわけです。

とても手の込んだ文学的というよりスポーティーないたずらだと思います。]]></description>
         <link>http://chez-sugi.net/saq/001591.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">SAQ</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 29 Jun 2007 23:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>古川日出男『二〇〇二年のスロウ・ボート』</title>
         <description>[asin:4167679744:image]
[asin:B000NO29AC:image]

本書の「ルーツ」である村上春樹の『中国行きのスロウ・ボート』は、短編集のタイトルになるくらいで初期の代表作にちがいないのだけど、なぜか何度読んでも内容を忘れてしまう。『二〇〇二年』を読むにあたり、まず『中国行き』の方を読み直してみた。

「僕」の人生で出会った三人の中国人に関する回想を、1980年バブル前夜の東京に重ね合わせ、「ここは僕のための場所でもない」とつぶやく。「何処にも行けるし、何処にも行けない」、「中国」とはそんな状況からの出口の象徴、実在しない架空の国だ。1980年にはまだそういう意味をもつことが可能だったのだ。

さて、ようやく本題の『二〇〇二年』に入ると、副題の『中国行きのスロウ・ボートRMX』が示すように、『中国行き』のパロディーでも続編でもなく、リミックスだった。『中国行き』のエピソード、フレーズを切り貼りして、東京からの脱出をテーマにしたもうひとつの物語を作り上げている。違うのは『中国行き』では脱出は仮想的なものだが、『二〇〇二年』ではリアルに脱出を試みて、そのたびに手ひどく失敗する。『三人の中国人→三人のガールフレンド。世界の果ての小学校。逆回りの山手線。「考古学的疑問から出発する」、「両手はきちんと膝の上に置いておきなさい」、「僕には読める字もあり、読めぬ字もあった」、「どこにも出口などないのだ」、「何かしら不均一な永久運動のような」、「君が商売をやってるなんてね」、「こんなのこれが最初じゃないし、きっと最後でもない」、そして、「そして誇りを持ちなさい」。

『二〇〇二年』を読んでわかったが、『中国行きのスロウ・ボート』というのはジャズのスタンダードナンバーのタイトルだった。物語の中にSonny Rollinsが演奏する &quot;ON A SLOW BOAT TO CHINA&quot;が収められたCDが象徴的に登場する。今それをききながら書いている。</description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">読書ノート2007</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 28 Jun 2007 21:57:20 +0900</pubDate>
      </item>
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         <title>本谷有希子『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』</title>
         <description>[asin:4062757419:image]

正直、「女優になるため上京していた姉・澄伽が、両親の訃報を受けて故郷に戻ってきた。その日から澄伽による、妹清深への復習が始まる。高校時代、妹から受けた屈辱を晴らすために……」という裏表紙に書かれたあらすじにはまったく惹かれず、本谷有希子の芝居（それはほんとうに素晴らしかった）をみた興奮の余波で買ったのだが、いい意味で幾重にも裏切られた。

若い世代の作家で演劇出身だから、会話で読ませるタイプかと思ったら、地の文が濃密に饒舌に連なっている。決して洗練された名文ではなく、むしろぎこちないのだけど、その無骨なまでの力強さが、ぶっとんだキャラクターにリアリティーを与えている。

ストーリーもすごかった。意外なエピソードが次々と巧みに連鎖して結果として悲劇へと練り上げられていく。特にラストシーンは圧巻だ。よくできた悲劇は当然のようにおかしいので、ムヒヒと何度か気味の悪い笑いをもらしそうになって困った。</description>
         <link>http://chez-sugi.net/book/2007/001589.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">読書ノート2007</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 25 Jun 2007 21:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>Dear Ms. Rain</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/610900115/" title="Photo Sharing"><img src="http://farm2.static.flickr.com/1081/610900115_9ab52be76e_m.jpg" width="240" height="161" alt="thirsty? - IMGP1070" /></a>

東十条から歩き始めたのとほぼ同時に雨が落ちてきた。今この文章を書いているぼくは、その雨がやむことなくずっと降り続いたということを知っている。そのときそれを知っていればたぶん歩くのをやめたと思うが、でもこれからの季節雨をそう目の敵にしなくてもいいと思うのだ。かんかん照りの蒸し暑さよりは、まだ雨の方が快適だろう。

思わず通り過ぎそうになったが、陸自の駐屯地と隣接する建物の間に通路があることに気がついた。細い道が折れ曲がりながら向こう側に抜けている。左側の駐屯地と右側の民間の敷地はほとんど差があるようにみえない。人気がなく静かで外界と隔絶した時間が流れている場所だ。

埼京線の踏切を渡ったところに警官の姿がちらほらみえるので何事だろうと思ったら、朝鮮学校があるのだった。敷地の中に赤い国旗がいくつも翻っている。近くの公園ではアフリカ系の女の子とそれより年下のアジア系の男の子二人が仲良く遊んでいた。

にぎやかな中板橋の商店街を抜けて城北中央公園の端にある児童公園へ。ブランコ、滑り台、ジャングルジムなどの遊具が雨に濡れて廃墟のようだった。少し離れたところにある屋根付きの休憩コーナーで人影がいくつかうごめいていた。タバコの火がぼんやりと光っている。中学生か高校生のグループのようだった。

方向感覚が狂って、石神井川を下ってしまい、元来た場所に近づいていった。ナビウォークの力を借りて有楽町線の千川まで。千川は副都心線のホーム増設工事をしていた。今は要町と千川は通過しているが全線開通のあかつきには少なくとも一部の電車は停車するようだ。

地下鉄を乗り継いで東京駅に出た。食事を終えてうろうろ新丸ビルの前を歩いていたら、若い男二人に声をかけられた。手相の勉強をしているという。例のカルト宗教のやつらだ。そういうのは新宿とか渋谷でやるもんだと思っていたが、丸の内も変わったものだ。本気で腹立たしくなったので、カサをふって追い払った。

:天気:雨
:散歩:東十条駅～陸自十条駐屯地～中板橋～城北中央公園～日大板橋病院～千川駅(10.7km)-[<a href="http://maps.google.co.jp/?q=http://chez-sugi.net/maps/200706.kml" name="maplink">地図</a>]
:写真:<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/archives/date-taken/2007/06/24/">3</a>/12
:飲み食い:古奈屋（丸の内オアゾ）：牛Wコラーゲンカレーうどん-1350円
::スターバックス（八重洲地下街）：アイスアメリカーノ-390円]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">散歩日和2007</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 24 Jun 2007 23:00:00 +0900</pubDate>
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         <title>マルチレイヤードシティ</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/601346841/" title="Photo Sharing"><img src="http://farm2.static.flickr.com/1242/601346841_3660bfb65b_m.jpg" width="240" height="161" alt="bus window - IMGP1054" /></a>

久しぶりに千歳烏山から歩き始めようと思ったがそれなら隣の芦花公園の方が新鮮だと思い、結局は電車のダイアの都合で千歳烏山から歩き始めた。

スズメが緑色で細長いジューシーなものを加えながらホッピングしている。たぶん蝶か蛾の幼虫だろう。少しだけおいしそうだと思ってしまった。その先では、車にひかれたのだろうか、道路に落ちていたスズメの死体をカラスがくわえて飛び去った。因果応報というかなんというか。

ほんとうはもっと西側に出るつもりだったのだが、久我山を経由して五日市街道に出てしまう。その先どちらに進んでいいかまったくノーアイデアで、プチ絶望状態だ。それはあたりの風景のせいというよりは蒸し暑さや身体の重さ、さらには精神状態なんかのせいかもしれなくて、つまりはこうしてあちこち歩いているつもりでも自分の脳内を歩いているだけなのかもしれない。ただ、その脳内風景に現実の風景が影響を与えることも間違いなくて、そんな多重化したフィルター越しに街がかいま見えている。

夕方から吉祥寺で芝居をみるのだが、まだチケットを入手してなかった。それは怠惰とかうっかりのせいではなく、あえてそうして、チケットが発行できるファミマを探すゲーム感覚を楽しもうという算段なのだ。歩いている間そのことを忘れていることが多くて、なかなか見つけられないのも、ゲーム性を高める要素だ。西荻の手前でゲームをクリアする。

西荻から吉祥寺にアプローチするのがなんか物足りない気がして、ぐるっと大回りする。夏至近くの街はゆっくりとしたスピードで暮れてゆく。

大回りしすぎて芝居まで残り時間があまりなくなってしまった。大急ぎで食事をかっこんで、劇場に向かう。元三越があったところにできるヨドバシカメラは今日開店という話もあったのだが、まだ工事が完了しておらずフェンスに囲まれていた。路地にカレーのルーがついた皿が放置してあった。昔こういう光景をよくみたような気もするし、見なかったような気もする。今日は（今日も）ちゃんとした写真はまったく撮れなかった。

:天気:晴
:散歩:千歳烏山駅～芦花公園駅～久我山～西荻窪～成蹊学園～吉祥寺駅(12.8km)-[<a href="http://maps.google.co.jp/?q=http://chez-sugi.net/maps/200706.kml" name="maplink">地図</a>]
:写真:<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/archives/date-taken/2007/06/23/">1</a>/15
:飲み食い:新宿ねぎし（吉祥寺）：鶏グリル焼き定食-880円
:イベント:<a href="/play/001586.html">劇団、本谷有希子『ファイナルファンタジックスーパーノーフラット』</a>
:買い物:啓文堂書店（吉祥寺）：本谷有希子『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』-470円]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">散歩日和2007</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 23 Jun 2007 23:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>劇団、本谷有希子『ファイナルファンタジックスーパーノーフラット』</title>
         <description><![CDATA[作・演出：本谷有希子／吉祥寺シアター／指定席4300円／★★★

出演：高橋一生、笠木泉、ノゾエ征爾、吉本菜穂子、松浦和香子、高山のえみ、斉木茉奈、すほうれいこ

本谷有希子を俳優としてはみたことあるが作品ははじめて。いつの間にか超人気劇団になってしまっていて、気を抜くとチケットがとれなかったが、ようやく念願がかなった。

ユクという少女の思い出に捧げられたテーマパーク。そこにはユクのかつての恋人のトシローが、一人きりの従業員縞子、ユクになりきろうとする元自殺志願者の女性たち（ニューハーフ含む）が暮らしていた。実は、ユクとは当時主婦だった縞子が演じていた仮の姿で、事実が明らかになって、トシローは縞子でなくユクという仮象の少女を愛し続けることを選び、縞子はトシローに冷淡に扱われながらも、彼を助け見守るために従業員になることを選んだのだった。

テーマはずばり「宿命と成長」だ（偶然最近読んだ<a href="/book/2007/001584.html">鈴木謙介『ウェブ社会の思想―<偏在する私>をどう生きるか』</a>と同じテーマだ）。トシローは、生身の女性に幻滅して、自分だけのセカイを築き、そこで宿命としてユクという仮想の少女を愛し続けることを誓う。そのために受ける迫害も宿命として受け入れると公言する。トシローはほとんど共感できない存在として描かれているのだけど、彼の心の痛みはなぜかとてもリアルに伝わってくる。

ラスト。そのトシローが縞子をユクではなく縞子自身として受け入れようとする。それだけなら単なるひねくれたラブロマンスになってしまうんだけど、縞子に「いつかあなたに幻滅するかもしれない」といわせて、それでもトシローが縞子を選ぶところがすばらしい。二人だけのセカイを新たに造るのではなく、現実の中で、他者としての縞子を受け入れたのだ。

タイトルは、つけた時点では何も決まってないのがまるわかりだけど（とばかり思っていたが実は過去の上演作を大幅に改変したものだったようだ）、結果的にとてもよく練りあがった作品だった。ストーリーに予定調和的な息苦しさがなく、ある種のゆるさがあるのもよかった。]]></description>
         <link>http://chez-sugi.net/play/001586.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">演劇ノート</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 23 Jun 2007 19:30:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>福永信『コップとコッペパンとペン』</title>
         <description>[asin:4309018157:image]

難解なところはどこもないけど徹頭徹尾不可解な小説集。

カフェなんかで少し離れた席の会話が漏れ聞こえてきて、部分的にとてもおもしろいんだけど、何のことを話しているのかさっぱりわからない。興味をもって聞いているうちに情報量は増えていくが、整合しない点もそれにつれて増えていく。いつの間にか声が聞こえなくなって、謎とともにとりのこされる。という状況を経験したことが誰しもあるかと思うが（ぼくだけか？）、それと同じような気分にさせてくれる本だ。その宙づり感が気持ちいい。

ほかではみないようなユニークな作品だが、そのナンセンスなおかしみは、内田百閒とか安部公房に通じような気がした。不条理はとても笑えるのだ。</description>
         <link>http://chez-sugi.net/book/2007/001585.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">読書ノート2007</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 23 Jun 2007 15:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>鈴木謙介『ウェブ社会の思想―をどう生きるか』</title>
         <description><![CDATA[[asin:4140910844:image]

TBSラジオで放送されている<a href="http://www.tbsradio.jp/life/">Life</a>のファッションリーダー、charlieこと鈴木謙介さんの著書。ラジオでは、若干あいまいだったり、本筋からはずれそうなリスナーからのメールや他の出演者の発言を、巧みに（しかも嫌みにならずに）整理して方向づけし直す能力に感心することしきりだけど、本書でもその能力がいかんなく発揮されて、論旨がとてもわかりやすく整理されている。

通信インフラの発達、およびその上を流れる情報量の増大で、ぼくたちの生活はヴァーチャル、リアル問わず格段に便利になって、いわば最適化されつつある。それによって、個人の生や、社会のあり方も変化を被らざるを得ない。個人は、趣味や価値観を共有する者たちだけの偏狭なセカイに閉じこもり、自分の欲望が不在のまま、宿命として決定された人生を生きているように思えてくる。社会からは、同じ社会を構成しているという共感・公共性が失われ、民主主義を守ろうとすれば、公共性を制度的に強制するか（工学的民主主義）、あるいはばらばらであることを是認してそれでも立ちゆくような自律的な制度をつくりあげるか（数学的民主主義）、どちらかの道しか残されていない。

というような、個人と社会それぞれの半ば絶望的に感じられるような変化を予測しつつ、本書はその先にかいま見える希望について語ろうとしている。スローガン的にいうなら、「自分だけの閉ざされた宿命より他者と関係することへの宿命を」ということで、後者を選ぶことがすなわち「成長」なのだという。

考えてみれば、生物はまわりの環境にあわせて自分たちの姿を変えてきたが、人間は逆に環境を自分たちにあわせて変えてきた。人間がそれぞれ環境の受け取り方が異なる以上、個人ごとに環境をカスタマイズしていくのは当然の流れなのかもしれない。心地よすぎてそこから出ることができなくなることも含めて。でも、その心地よさの中にどこか息苦しさがあることも事実で、たぶんそれが「宿命」というものなのだ。

この「宿命」を発見して、名前をつけたことだけでも本書は十分価値があると思う。]]></description>
         <link>http://chez-sugi.net/book/2007/001584.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">読書ノート2007</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 20 Jun 2007 23:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>サンセットタウン</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/559832082/" title="Partage de photos"><img src="http://farm2.static.flickr.com/1174/559832082_cc3554887d_m.jpg" width="240" height="161" alt="memories of a summer - IMGP1038" /></a>

二日続きの梅雨の晴れ間というより、梅雨はまだはじまっていないと考えた方がよさそうだ。池袋から歩き始めた。昨日より湿度は高いが風が気持ちいい。

駅前の雑踏を抜け区役所前を通り過ぎる。写真を撮るため、都電の踏切の前で電車がやってくるのを待っていたら、同じようにカメラを構えた男性がやってきた。雑司ヶ谷でも二人見かけたし、このあたりは街撮りスポットになりつつあるようだ。

日の出優良商店会。ぼくがこのあたりを歩き始めた頃にはそれなりに賑やかな商店街だったのだけど、あれよあれよという間に寂れが進行し、今日は日曜ということもあるが、ほどんど開いている店がなかった。シャッター街という言葉があるが、シャッターがないような古い店が建て替える余裕もなく廃業していっているようなのだ。ひとことでいうと未来がない街。だが、たとえば、薄汚れて窓ガラスが割れたビルの中に、何でもあり的な、形の定まらない希望のようなものがかいま見えたような気がした。ここから何か新しいものが生まれる。

不忍通りを無表情でおぼつかない足取りの少年がこちらに向かって歩いてきた。どこか障害があるんだろうな、と中途半端な同情とかすかな差別感情の入り交じった目で見ていたら、近所のおばさん的な人が出てきて一声かけた。そうしたら、今までの無表情が嘘のように、とびっきりの笑顔で笑ったのだった。負けた。笑顔は何よりも強い。

神田川沿いの路地を歩いていたら、椿山荘に無料で入れるということを知った。日本家屋、植物、水辺、高低差と一通り揃った庭園で、和服の女性の比率が高いのが印象的だった。

飯田橋の駅前歩道橋の下から人の怒鳴り声が聞こえたので、のぞいてみると、警官が自転車に乗った老人をとめようとしていて、老人がそれに切れて怒っている。やがて、老人は警官を振り切っていってしまった。警官は追いかけなかった。ぼくが目にする警官は、山賊のように通りかかる自転車を待ち伏せしているか、逆に自分たちが自転車で集団でどこかにいこうとしているかどちらかで、もっとほかにすることはないのかと思ってしまう。まあ、もっと余計なことをされるよりはましかもしれないが。

日が長いので無闇に長く歩いてしまう。飯田橋を通過して神保町、御茶ノ水まで。

:天気:晴
:散歩:池袋駅～豊島区役所～雑司ヶ谷霊園～椿山荘～江戸川橋～飯田橋～神保町～御茶ノ水駅(10.7km)-[<a href="http://maps.google.co.jp/?q=http://chez-sugi.net/maps/200706.kml" name="maplink">地図</a>]
:写真:<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/archives/date-taken/2007/06/17/">4</a>/13
:飲み食い:ザ・ハンバーグ（駿河台下）：仔牛のカツレツ-1000円
::スターバックス（神保町）：バナナジャバチップフラペチーノ-390円]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">散歩日和2007</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 17 Jun 2007 23:00:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>六月の間奏曲</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/556785360/" title="Partage de photos"><img src="http://farm2.static.flickr.com/1092/556785360_4a9d8d0847_m.jpg" width="240" height="161" alt="flower 2 - IMGP1015" /></a>

梅雨入りしたはずなのに、抜けるような青空が広がっていた。あまりの空の青さに携帯電話とデジカメのメモリーカードをダブルで忘れてしまったが、1ブロックいや2ブロック進んだところで気がついて引き返したのは、まだ幸運だった。3ブロックくらいかもしれないが。

小田急の狛江から歩き始める。駅前の泉竜寺の木陰にひかれるが、すぐにぎらぎらと輝く太陽に見つけられて肌をじりじりとやかれた。でも、湿度が低いせいだろうか、それはそんなに不快でもなくて、むしろ気持ちいいくらいだった。

今日はしばらくお蔵入りになっていた35mmのレンズをしばらくぶりに持ち出してきた。歩いたコースもあってあまりいい写真は撮れなかったが、それでも写りは手持ちのレンズの中で一番いいような気がする。これからはもっと活躍してもらわなければ。

長いこと野川沿いを歩き、甲州街道にぶつかったところでようやく離れる。ホタルがいるという深大寺自然広場から中央高速をまたぎ越す。深大寺の街中は、以前この季節に訪れたときと同じくウメエダシャクが飛び交っていた。

クラムボンの「Dear Gould」という曲を聴いた直後にグールドが演奏するブラームスの間奏曲集が聞こえてくるという偶然を演出する。もちろん偶然でもなんでもないが、ほんとうに聴けば聴くほどよくなる曲だ。

アイソトニック飲料とコーラの力を借り、どうにか夕暮れが浸し始めた三鷹にたどりつく。

一駅電車に乗って吉祥寺に出た。カレー味の担々麺というキッチュなものを食べて汗をかいたあと、テラス席でアイスラテを飲みながら涼む。とてもいい風が吹いてくる。夕暮れの街のにおいがした。

:天気:快晴
:散歩:狛江駅～神代団地～深大寺自然広場～三鷹駅(12.2km)-[<a href="http://maps.google.co.jp/?q=http://chez-sugi.net/maps/200706.kml" name="maplink">地図</a>]
:写真:<a href="http://www.flickr.com/photos/chez_sugi/archives/date-taken/2007/06/16/">4</a>/22
:飲み食い:蒼龍唐玉堂（吉祥寺）：黄カレー担々麺-880円
::タリーズ（吉祥寺）：アイスラテ-420円
:買い物:啓文堂書店（吉祥寺）：福永信『コップとコッペパンとペン』]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">散歩日和2007</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 16 Jun 2007 23:00:00 +0900</pubDate>
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