最近、写真にこっている。実態からいうと、カメラを持ち歩いている時間よりPhotoshopでレタッチをしている時間の方が圧倒的に長いので、それを「写真」といいきってしまうのもなんだが、それでもシャッターをきることによって少しずつ写真というのがどういうものなのか感覚としてわかってきたような気がする。それは、ちょっとした写真の入門書を読めば最初の数ページに書いてあることにほかならないのだけど、でもそれを空虚な「格言」ではなく「感覚」としてわかるのは意味のあることだと思うのだ。
つまりは、写真に記録されるのは、カメラの向こうにあるものではなく、カメラのこちら側からのぞきこむ視線だということ。目力というと意味が激しくちがってしまいそうなのだけど、視線にはある一点を強く見つめるシャープさがなければならない。だから、乱雑にいろいろなものが写りこんでいてどこを見ているかわからない写真はだめなのだ。
ただし、リアリティということを考えれば、あまりにも視線がシャープすぎるのもよくなくて、まわりのものにも適度に目を配らなければいけない。脇役に語らせてこそ、主役の存在感が増すのだ。そのあたりのバランスが難しい。
と、えらそうなことを書いたが、まったくといっていいくらい実践はできておらず、いつもぼんやりとした視線でぼんやりシャッターをきってしまっている。結局は、レタッチ頼りで、1月に出るPhotoshop CSのバージョンアップ版を買うことになりそうだ。

コメントする