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2009年7月22日。46年ぶりに日本の陸地で皆既日食がみえるということでしたが、残念ながら天候に恵まれず、見られなかった場所が多かったようです。次の日本で観測できる皆既日食は26年後の2035年だそうですが、それまで生きていられる確率はどれくらいなんでしょうか?

A



年齢男性女性
099.0%99.3%
199.2%99.6%
299.2%99.6%
399.2%99.5%
499.1%99.5%
599.0%99.5%
699.0%99.5%
798.9%99.4%
898.9%99.4%
998.8%99.4%
1098.7%99.3%
1198.6%99.3%
1298.5%99.2%
1398.4%99.2%
1498.3%99.1%
1598.2%99.0%
1698.1%99.0%
1797.9%98.9%
1897.8%98.8%
1997.7%98.8%
2097.5%98.7%
2197.4%98.6%
2297.2%98.5%
2397.0%98.4%
2496.7%98.2%
2596.4%98.1%
2696.2%98.0%
2795.8%97.8%
2895.5%97.6%
2995.1%97.4%
3094.7%97.2%
3194.2%97.0%
3293.6%96.8%
3393.1%96.5%
3492.4%96.2%

年齢男性女性
3591.7%95.9%
3691.0%95.6%
3790.2%95.3%
3889.3%94.9%
3988.3%94.6%
4087.3%94.2%
4186.3%93.7%
4285.1%93.2%
4383.9%92.7%
4482.6%92.1%
4581.2%91.4%
4679.6%90.7%
4777.9%89.9%
4876.0%88.9%
4974.0%87.9%
5071.8%86.8%
5169.4%85.5%
5266.7%84.0%
5363.9%82.4%
5460.9%80.6%
5557.7%78.6%
5654.3%76.3%
5750.8%73.8%
5847.1%71.0%
5943.3%67.9%
6039.5%64.4%
6135.6%60.7%
6231.7%56.6%
6327.9%52.3%
6424.1%47.7%
6520.6%43.0%
6617.3%38.3%
6714.3%33.5%
6811.6%28.9%
699.2%24.5%

東京でも75%太陽が隠れる部分日食でしたが、あいにくの小雨模様。twitter のタイムラインに東京でも薄雲の向こうで太陽が欠けているのがみえるというつぶやきがあったので(最近何か出来事の第一報を知るのはだいたい twitter)、オフィスの外に出て空を見上げてみましたが、暗くて太陽がのぞいていそうな様子はありませんでした。思えば、暗かったのは日食のせいだったのかもしれません。

さて、死亡率の統計データを使って、性別、年齢別に2035年の生存率を求めてみました。年齢は2009年時点の満年齢です。

使ったデータは厚生労働省:日本人の平均余命 平成20年簡易生命表です。n 歳におけるその後1年間の死亡率を q(n) として26年後の生存率 l(n)は以下の数式で計算できます。

\displaystyle l(n) = \prod_{i=0}^{25} {1-q(n+i)}

年齢が上がるに従って男女の開きが多くなります。やはり、女性は長生きですね。ぼくも一応8割は越えているので、せいぜい養生してその場に立ち会いたいと思います。

Q

はじめまして。いままさに森の生活を読んでいます。ソローさんの生活にかかった費用が詳しく出てきますよね?1845年のドルなんて!!石炭ニ樽2ドル40セントが「高い!」っておっしゃっていますが、僕の感覚だとえ?300円?てかんじなんですよね。1845年。1ドルおいくらなのでしょうか・・・?ご存知でしたらどうか教えてください。(これゆきさんからの質問)

A

一番最初にお金の話をもってくるところが、ソローのリアリズムを感じさせて、ほんとうの理想主義というのはこういうことだよな、と強く感心したことを覚えています。

さて、ヒントはまさにこの本の中にあります。本の中からいくつか数字をあげてみましょう。

  • 家賃の相場は年額25ドルから100ドル
  • ふつうの家屋を購入するには800ドル
  • 厚手の上着は5ドル、厚手のズボンは2ドル
  • 労働賃金は1日あたり1ドル

一番比較しやすいのは労働賃金ですね。非常におおざっぱにいうと2008年の日本では1日あたり1万円くらいです。そうすると1845年の1ドルは今の日本でいうと1万円くらいになるのではないかと思います。

さて、石灰はあまりおおきな技術革新もなさそうなので、今と価格水準があまりちがっていないような気がします。念のため石灰の値段で1845年の1ドル=1万円という比率が正しいかどうか検証してみましょう。

家の壁を塗るのに使ったものなので、たぶん消石灰つまり水酸化カルシウムでしょう。これが2樽ですから、仮に石油の単位になったバレルくらいの樽だとして、1つあたり160リットル、2つで320リットル。消石灰の見かけ比重が0.5ということですから、重量160kgということになります。これが2ドル40セントなので1kgあたりの単価は1.5セントです。例の比率で換算すると150円。

現代日本での消石灰の小売値は調べてみると用途などによって千差万別ですが、だいたい100円~200円というところです。というわけで結構いい線いってるみたいです。

スピノザと日本

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Q

17世紀オランダの哲学者スピノザが日本に関して言及していると話をききました。その頃日本は江戸時代で鎖国していたはずですが、どんな形で言及されているのでしょうか?

A

スピノザが活躍した頃の日本は四代将軍徳川家綱の時代で、鎖国体制の下、幕藩体制が安定してきた頃です。鎖国とはいっても例外的にオランダとの間では貿易が行われていたので、スピノザの元にもなにがしかの情報が入っていたのでしょうね。

すべての著作をチェックできたわけではありませんが、とりあえず発見できたのは、『神学・政治論』の第5章です。キリスト教の儀式を行うことと幸福との間に関連はないという文脈で、一例として、キリスト教が禁止されている日本で暮らしているために儀式を行うことができないオランダ人について触れています。

We have an example of this in Japan, where the Christian religion is forbidden, and the Dutch who live there are enjoined by their East India Company not to practise any outward rites of religion. (R. H. M. Elwesによる英訳)

これが日本に関する言及といえるかどうか微妙なところですが、スピノザは少なくとも日本という国の存在とキリスト教が禁止されていたことは知っていたんですね。

Q

村上春樹の短編小説『中国行きのスロウ・ボート』は「最初の中国人に出会ったのはいつのことだったろう?」という「考古学的な疑問」からはじまります。それは1959年か1960年のどちらかで、ヨハンソンとパターソンがヘヴィー・ウェイトのチャンピオン・タイトルを争った年でした。主人公はそれを調べに図書館にいこうとしますが、にわとりが餌を食べるのをみているうちにばからくしくなってやめたので、結局どちらかは不明のままでした。

ずばり正解はどちらなのでしょう。

A

Ingemar JohanssonとFloyd Pattersonは実は1959年、1960年両方ともタイトルマッチを戦っています。1959年はJohanssonが勝利し、翌年はPattersonがタイトルを奪い返しました。つまり、図書館で調べたとしても、最初の中国人に出会った年はわからなかったわけです。

とても手の込んだ文学的というよりスポーティーないたずらだと思います。

ククレ

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Q

ククレカレーの「ククレ」って何?

A

ハウス食品のククレカレーの「ククレ」は英語の"cookless"をもじったもので、つまり料理しなくてもいいということです。個人的には、お湯をわかしてレトルトをいれて時間をはかるのも立派に料理の範疇にはいるような気がしますが。

なお、ククレカレーのライバル、大塚食品のボンカレーの「ボン」はフランス語の"bon"(おいしい)に由来しているそうです。先に発売されたのはボンカレーで1968年のことでした。世界初のレトルト食品だったそうです。ククレカレーはそれから遅れること3年で、1971年に発売されています。

ククレカレーもボンカレーも、エスニック料理や洋食屋の本格的なカレーとは別物ですが、今食べても十分いける味だと思います。ただ、カレー屋で出てきたカレーがこの系統の味だと、なぜかとてもがっかりします。

I Dream of Jeannie: Complete First Season (4pc)

Q

子供の頃の記憶ですが、奥様は魔女のオープニングのアニメ部分で、旦那さんが、むかし宇宙飛行士で、月で、魔女の奥さんを発見した。というようなのは、なかったでしょうか?(ぽーきーさんの質問)

A

おそらく『奥様は魔女』(原題:Bewitched)ではなく、『かわいい魔女ジニー』(原題:I Dream of Jeannie)ではないでしょうか。こちらでアニメをみることができます。

『かわいい魔女ジニー』はアメリカで1965年から1970年まで放映されていました。『奥様は魔女』が1964年から1972年までですから、ほぼ同時期ということになります。プロジュース・脚本として先頃(2007年1月30日)亡くなられたシドニー・シェルダンが参加しています。

宇宙飛行士のトニー・ネルソンは不時着した無人島で奇妙な壺を見つけます。そこから出てきたのはアラビア風の服装をした女性ジニーでした。彼女は2000年も壺の中に閉じこめられていたのです。救い出してくれたお礼にジニーはトニーとともにアメリカに渡り、彼に仕えることにします。ジニーには瞬き一つでものを出現させたり、状況を変えたりする不思議な力がありました。

ジニーは魔女というよりは壺の精霊で、わかりやすくいえばハクション大魔王的存在です。壺の精霊は英語でいうと"genie"で名前の"Jeannie"はそれと同じ発音になっているわけです。タイトルの"I Dream of Jeannie" は、(若干スペルが違いますが)フォスターの名曲『金髪のジェニー』("Jeanie With the Light Brown Hair")の歌い出しです(英語の発音では「ジェニー」ではなく「ジニー」の方が近いんですね)。

精霊といいながら、能力的には『奥様は魔女』のサマンサとかと変わらないようです。パクリとはいわないまでも、『奥様は魔女』に強くインスパイアされたのは間違いないところでしょう。そこに当時アポロ計画で注目の職業だった宇宙飛行士をもってくるあたり、節操のなさ感がただよってしまいますが、5年も続き、いまだにシドニー・シェルダンの傑作といわれるところをみると、やはりおもしろい番組だったのでしょう。なんだか、みたくなりました。

Q

CDロム版のクラウン仏和辞典をHDに収納して、DDwinでクリップボード検索をしています。ところが、firefoxでフランス語のサイトを見ていて、アクサンのついた単語をコピーし、DDwinに貼り付けると、たとえばe^treという具合に、アクサンが^や'`などに変換されてしまい、困ります。これは日本語のテクストにフランス語を貼り付ける場合などそれなりに便利とも言えますが、検索するときは困ります。ところがこれがIEだと、コピーして貼り付けるとアクサンが消えるので、問題は起きません。というわけで、日本語のサイトはfirefoxで、フランス語のサイトはIEで見るようにしているのですが、めんどうです。しかたないので全部IEにしようか、とも思うのですが、いまさらしゃくだということもあり、悩ましいです。firefoxの設定とか、プラグインで何かないのかと思ってちょっとさがしたのですがよくわかりませんでした......。というわけで、もしうまい方法をご存知だったら教えていただきたいな、と思って質問しました。(猿虎さんの質問)

A

こちらでもまったく同じ環境で利用してますが、確かにその通りですね。初めて気がつきました。

firefoxもIEも複数の形式で文字列をクリップボードにコピーしています。Unicodeテキスト形式のデータは両者とも元のラテン文字がそのまま格納されていて、OEMテキスト形式のデータは両者ともアクサンは無視して 'e' などのascii文字になります。通常のテキスト形式のデータのみ、両者で異なります。IEではOEMテキストと同様アクサンは無視されますが、firefoxは親切(お節介)にもアクサンを別文字として付加してしまうんですね。

DDWinがUnicode対応のアプリケーションだったら、IE、firefoxいずれの場合もUnicodeテキストが優先されて元のラテン文字がそのまま渡せるんですが、DDWinの扱うEPWING規約や電子ブックのデータはUnicode普及以前の規格で、実際クラウン仏和辞典でもラテン文字は外字として表現されているわけで、Unicode非対応なのも仕方がないところです。

どちらのせいでもないのにうまくいかないという、まるで(ちょっと歳の離れた)カップル間の相性問題のようです。

さて、余計な前置きはいい加減にして、回答に入ります。firefoxのエクステションを作るというのが正攻法ですが、今回は問題を解決するだけでなく、firefoxとDDWinのより便利な連携方法を提案したいと思います。つまり、firefoxでテキストを選択してbookmarkletをクリックすると、DDWinの検索エリアに選んだテキストが自動で入力されて検索も行なわれる、という操作を実現します。

まずbookmarkletを作成します。以下のリンクを右クリックしてブックマーク(はてなブックマークでなくブラウザのブックマークです)に登録してください。このbookmarkletをクリックすることにより "ddwin:選択されたテキスト" というURLを呼び出します。

次にDDWin起動用のスクリプトを作成します。たとえばファイル名を ddwin.jsなどとして、DDWinをインストールしたフォルダ等(どこでもかまいません)におけばいいでしょう。

var ddwin = 'c:/Program Files/DDWin/ddwin.exe';
var args = WScript.Arguments.Unnamed;
var word = unescape(args(0).split(':')[1]);
var shell = WScript.createObject('WScript.Shell');
shell.run('"' + ddwin + '" ,2,,,' + word);

先頭のddwinという変数には ddwin.exeのパスをフルパスで指定します。一番下は DDWin の起動引数の指定です。指定した辞書で検索されるようにDDWinのヘルプを参照して必要に応じて変更してください。

最後に ddwin というURLスキームを登録します。この登録を行なうことにより "ddwin:ほにゃらら" というURLが指定されたときにddwin.jsが起動されるようになります。

REGEDIT4

[HKEY_CLASSES_ROOT\ddwin]
@="URL:DDWin Evocation Protocol"
"URL Protocol"=""

[HKEY_CLASSES_ROOT\ddwin\shell]

[HKEY_CLASSES_ROOT\ddwin\shell\open]

[HKEY_CLASSES_ROOT\ddwin\shell\open\command]
@="wscript \"C:\\Program Files\\DDWin\\ddwin.js\" %1"

一番下には ddwin.jsをフルパスで指定します。このファイルを ".reg"という拡張子をつけて保存し、ダブルクリックします。「~内の情報をレジストリに追加しますか?」というダイアログが表示されるので「はい」を選んでください。登録が成功したらこのファイルを削除してかまいません。

以上で準備完了。firefoxでテキストを選択してさきほど作成した"ddwin"というbookmarkletをクリックしてみてください。

なお、この方法はfirefoxだけでなくIEでもそのまま使えます。

以下に参考にしたサイトを示します。

一口カツ

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Q

一口カツを注文したらとても一口で食べきれないような大振りのやつが出てきました。それはそれでうれしいんですが、果たしてそれを一口カツと呼んでいいのかどうか疑問がわいてきました。因果な性分です。一口のものとそうでないものを分ける合理的な基準はあるのでしょうか?

A

あまりに貧弱なエビフライで中に入っているのがほんとうにエビなのかという疑問に比べれば、はるかに幸福な疑問です。

確かに、片手で持ちにくい本がハンドブックと呼ばれることがあるように、一口では食べにくいサイズのカツも一口カツと呼ばれています。特に大口の人にあわせたというわけでもなさそうです。最初に考えついたのは、「一口」というのは単なる比喩な表現なのではないかということです。あたかも一口で食べられそうなサイズなので、一口カツ。いや、これはちがいますね。みるからに一口では食べられないのですから、比喩になっていません。

で、あっけなく思いついたのが、肉の大きな塊をまるごと揚げてあとから切ったのがふつうの一口でないカツで、あらかじめある程度小さなサイズに切ってから揚げたのが一口カツ、という、実は世界中でぼく以外はみんな気がついているんじゃないかという解答でした。つまり、サイズは必ずしも本質的でなく、一口かそうじゃないかは、切ってから揚げるか、揚げてから切るかのちがいです。

カツレツなんていう省略しないハイカラな名前がついている店では、塊を揚げたものを切らずにそのまま出してきますが、これは客がナイフで切り分けながら食べるのが前提なので、もちろん一口カツではありません。

ちょっとあまりな解答なので、一口メモ。一口カツは通常のカツに比べて、同じ肉の量なら、衣をまぶす部分の表面積が大きくなり、カロリー、脂質、炭水化物量ともに高くなります。

もうひとつ一口メモとしてカツレツの語源にふれておきます。

語源は英語の cutlet。cutletは揚げ物だけでなく、薄い肉片全般を指す言葉です。厚切りの肉を揚げたらcutletとは呼べない代わりに、薄ければ焼いても cutlet です。cutlet はフランス語の côtelette が変化したものといわれています。こちらはあばら骨付き背肉という日本ではあまり一般的でない肉の部位をさしています。côtelette とカツの違いに比べれば、一口かそうじゃないかなんてどうでもいいような違いですね。

このように一口メモというのもまず一口では終わらないものです。

Q

昔のアメリカTV映画の「ビーバーちゃん」のお兄ちゃんのウォーリーの友人が、必ず遊びに来ると「おばさま、今日もおきれいですね」って言ったんですけど、このいけ好かない友人の名前が出てきません・・・どうぞ神の声を・・(ウォーリーさんの質問)

A

神でもアメリカTV映画マニアでもなく、この『ビーバーちゃん』という番組が存在したことすら知りませんでしたが、お答えしましょう。

彼の名前はエディー・ハスケル(Eddie Haskell)です。確かに、大人の前では礼儀正しいけど、弱いものいじめをするようないやなガキのようです。

番組の原題は "Leave It To Beaver"(訳すと「ビーバーにおまかせ」でしょうか)。アメリカでは1957年から1963年まで放映されたようです。主人公の名前はセオドア(Theodore)というのですが、兄のウォーリー(Wally)が小さい頃その名前をうまく発音できなくて、"Beaver"と呼んでしまったので、それがニックネームになったそうです。でも、どう間違うとセオドアがビーバーになるのか、よくわかりません。

ジャンボ!

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Q

ジャンボマックスからジャンボジェットまで、「ジャンボ」という言葉は大きいことを示すのに使われますが、いったいどこからきた言葉なのでしょう?

A

一応英語の"jumbo"からきています。でも、古英語起源でもフランス語起源でもない独特の語形ですよね。気になったので語源を調べてみたら、驚愕の事実が判明しました。

"Jumbo"というのは象の名前でした。1882年、アメリカの興業王P. T. バーナムが自身の経営するサーカスの花形にするためロンドンの動物園から購入しました。彼の目論見はまんまとあたり、"Jumbo"はアメリカ中の人気者になりました。"Jumbo"という言葉が「巨大」を意味するのは、この象にちなんでいます。

ジャンボは1861年中央アフリカのスーダンで生まれてすぐに捕まり、まずはフランスの動物園に送られました。やがてロンドンの動物園に渡り、そこで"Jumbo"と名付けられました。スワヒリ語で「こんにちは」という意味です。1882年アメリカに渡って一世を風靡しますが、1885年、カナダのオンタリオ州セントトーマスという町で思わぬ事故に巻き込まれます。ショーが終わり専用の車両に乗り込むために線路を歩いていると、予定外の列車が近づいてきて、"Jumbo"と衝突してしまったのです。こうして"Jumbo"は24年の短い生涯を終えました。"Jumbo"の死体をどけるのに160人の人手が必要だったそうです。

それから6年後1891年にバーナムも81歳の生涯を閉じています。

ちなみにディズニー映画"Dumbo"でDumboの母親の名前は Mrs. Jumbo です。元祖のJumboは雄だったようですが。

参考:

Q

"インディアン、うそつかない"と言われて、誰もが本当にそうだと信じたに違いない伝説的なフレーズも、このテレビ映画(「ローン・レンジャー」)の中で使われたものでした。ローンレンジャーの相棒であるインディアンのトントが、自信をもってそう言うたびに話しは大きく展開することに・・。

また、トントがローンレンジャーのことを「キモサベ」と、意味不明な名前で呼んでいたのも密かな流行語になっていたり・・相棒ではあっても、白人とインディアンという背景を考えれば、ご主人さま、に近い意味ではなかったのかと改めて想像するのですが、これもSAQ?(笑)(ダリさんの質問)

A

実はこのテレビ映画のことはまったく記憶に残っていなかったのですが、「インディアン、うそつかない」だけは聞き覚えがありました。でも、ぼくの記憶にあるのはこの番組ではなく、1973年頃に放映されていたフレンドホルダーSというたばこの脂取りパイプのCMのようです。「インディアン、うそつかない」というのは、昔から「善良なインディアンはうそつきな白人たちにだまされ続けてきた」という意味を込めて、よく使われた言葉のようです。さて、閑話休題。

キモサベ "kemosabe"は『ローン・レンジャー』独特の言葉です。その由来はいくつか説があります。

  • Tewaインディアンの方言でKemoは「友達」、Sabeは「アパッチ」を意味します。つまりキモサベとは「アパッチの友達」です。
  • Yavapaiというアリゾナの方言で「白い人」を意味します。
  • James Smartというコラムニストによれば「ずぶぬれの茂み」です。なんだか卑猥。
  • Tontoはスペイン語で「まぬけ」。それに対応するようにkemosabeはスペイン語の"qui no sabe"つまり「何も知らない人」を意味します。
  • ある漫画の中でローン・レンジャーがアパッチ語の辞書をみていて、そこにはkemosabeは「馬の尻のはじ」だと書いてありました。
  • ラジオで『ローン・レンジャー』の放送が開始されてからしばらくディレクターを担当したJim Jewellは、"Kamp Kee-Mo Sah-Bee"というミシガンにあるボーイスカウト用のキャンプ場の名前からとったといっています。その意味はインディアンの言葉で"trusty scout"、つまり「信頼の置けるやつ」です。

Kamp Kee-Mo Sah-Beeの写真もあるそうなので、おそらく最後の説が正解でしょう。Kee-Mo Sah-Beeの原義をたどると、trustyという意味はほとんど含まれておらず、単に「こそこそ人をかぎまわるやつ」というような意味のようです(scout は通常「偵察兵」を意味する)。

参考:

ローン・レンジャー TV版 DVD-BOX

Q

今日ふと思ったのですが、いずれ馬に乗る日がやってきたときに、どうも「はいよーシルバー」と言ってしまいそうな気がするのです。知人に問うてみたところ、彼自身も「おそらく言ってしまうだろう」とのこと。この「はいよーシルバー」って、どこから来たものなんでしょうか。(kcidさんからの質問)

A

テレビの黎明期といっていいような時代に放映されていた米国製のドラマ『ローン・レンジャー』(原題"The Lone Ranger")からきているようです。舞台は西部、なぜか目の周りにマスクをつけている主人公ローン・レンジャーが仲間のインディアン(この時代にしては政治的な正しさにびっくり!)トントとともに、悪をこらしめてまわるというストーリーです。DVDにもなっています。

ローン・レンジャーの愛馬の名前がシルバーで、彼が出発するときにシルバーに呼びかける「ハイヨー、シルバー」は一種の決め台詞のようになっていたようです。

ちなみに英語でも"Hi-yo Silver, away!"で、"hi-yo"で検索すると上位にあらわれるのは『ローン・レンジャー』関連ばかりだったりします。

ところで、日本語で馬にのるときの掛け声としては「はいどう」が一般的で、何となく「ハイヨー」に似ていると思うのですが、「はい」が馬を進めるときの掛け声、「どう」が制止するときの掛け声なので、同時にいわれると馬は混乱して、振り落とされてしまうかもしれません。いずれ馬に乗るときはいい間違えないように気をつけてください。

参考:

ルーシー

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Q

映画『プリティー・ウーマン』で、リチャード・ギアが仕事する傍ら、ジュリア・ロバーツが、ペントハウスのカーペットに寝そべりながら笑いころげてみていたビデオは『アイ・ラブ・ルーシー』、『ルーシー・ショー』のうちどちらですか?(ダリさんからの情報をもとに再構成)

A

『アイ・ラブ・ルーシー』(原題 I Love Lucy)、『ルーシー・ショー』(原題 The Lucy Show)どちらもルシル・ボール主演のコメディードラマです。アメリカでの放映時期はそれぞれ、1951-1957、1962-1968。設定としては、前者はルーシーとリッキー夫婦二人の掛け合いが中心で、後者は、ルーシーが未亡人となって子供を育てているということになっています。なお、リッキーを演じていたのはルシル・ボールの実の夫で、彼らの離婚後にはじまったシリーズが『ルーシー・ショー』です。まるで、実生活をなぞっているような感じがします。

このほか、この二作の間に“Lucy-Desi Comedy Hour”(1957-1960)という『アイ・ラブ・ルーシー』の続編的な番組があり、これが日本では『ルーシー・ショーII』というタイトルで放映されたため、『アイ・ラブ・ルーシー』と『ルーシー・ショー』が混同されるもとになっているようです。

ちなみに日本版でルーシーを吹き替えていたのは、『ルーシー・ショー』では高橋克枝(サザエさんのカツオの声)で、ぼくにはルーシーといえば彼女の声という印象がありますが、『アイ・ラブ・ルーシー』では別の瀬能礼子という方が吹き替えをしていたそうです。

無駄話はやめて本題にもどりましょう。ここで明らかになる驚愕の事実、というほどでもありませんが、『プリティー・ウーマン』の監督ゲイリー・マーシャルは『ルーシー・ショー』の脚本を書いていたそうです。答えは『ルーシー・ショー』と思いきや、なぜか『アイ・ラブ・ルーシー』でした。

ところで、ルシル・ボールは1911年生まれなので、『アイ・ラブ・ルーシー』放映開始時に40歳。それをきくとこちらもまだまだこれからという気持ちになります。

参考:

0091

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Q

吉本バナナの小説<アムリタ>の目次で、0091という数字が出てきましたが、その意味がどうも理解できません。本文にも何も触れていないそうです。ほんとに困ってしまいます。(李建雲さんの質問)

A

とてもおもしろい質問でしたが、もう少し手がかりが得られてからここに載せようと思っているうちにずいぶん時間がたってしまいました。このあたりでいったんまとめておきます。

調べてみたら、単行本の福武書店版と、角川文庫版『アムリタ』13章には確かに『0091』というタイトルがつけられています。しかし、新潮文庫版と全集版では章タイトルがすべて削られていました。ますます謎は深まったので、てっとり早く作者のよしもとさん本人に確認することにしました。

http://www.yoshimotobanana.com/cgi-bin/qanda/qanda.cgi?page=4&yy=2003&mm=05

2番、どうしても思い出せません!なんだったんだろう???国際電話の頭?違うしなあ。なんだっけ?ごめんなさい!

というのも、章題は連載の時点でどうしても必要だったのでつけていただけで、特に執着はなかったのですが、はじめに単行本にするときはそのまま出してしまい、連載から時間がたった版ではもういらないだろう、ということでなくしたのです。訳者にも大変になってしまうので。

ということで作者にもわからないということです。

その後、dhyanaさんという方から書き込みをいただきました。それによると、『アムリタ』は作者の内面としてはインドが舞台なので、インドの電話番号ではないかということでした。

確かに、アムリタというのはインド神話に出てくる神々が飲む水を指すようで、インドが関係してるのは間違いないと思います。ただやはり疑問として残るのは、「なぜあの章か?」というのと、日本からインドに電話するときは0091ではなく 00191 になります(サイパンからは 01191 というように91の前の番号はかける国によってちがうようです。もちろん 0091になる国もたくさんあります)。という疑問点は残るものの、章題は連載の都合上仕方なくつけたということなので、もともとちょっとそぐわないものである可能性が高いわけです。とすれば、インドの局番というのが現時点での最有力な候補といっていいと思います。

Q

なぜロンドン警視庁のことをスコットランドヤードと呼ぶのでしょう?ロンドンがあるのはイングランドで、スコットランドとはとてもはなれていますよね。

A

ロンドン警視庁のサイトに書いてありました(http://www.met.police.uk/history/definition.htm)。

設立当初のロンドン警視庁の中枢部が置かれたのは、もともと庭として使われていた場所で、その庭の名前をとって“Scotland Yard”と呼ばれるようになったそうです。なぜその庭の名前が“Scotland Yard”になったかははっきりとはしていませんが、2つ説があります。

  1. もともとスコットランド王家の邸宅があり、彼ら自身や大使が利用していた。後に建築家のChristopher Wren卿が利用することとなり、“Scotland Yard”として知られるようになった。
  2. 庭のまわりの街路のうち1本に“Scotland Yard”という名前が含まれていたため庭が“Great Scotland Yard”と呼ばれるようになった。街路の名前は中世にそのあたりの土地を所有していた Scott という人に由来する。

というわけで、スコットランドという地方の名前ではなくスコットさんという人名から名付けられた可能性もあるようです。どちらが正しいのでしょうか。

2CV

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Q

質問なんですが、私は2CVというフランスの車がドゥシーボーと読むのが気になって、フランス語のアルファベを勉強したいと思ったのですが、ここでのアルファベで当てはめると2CVはドゥセーベーになってしまいます。何故読み方が違うのでしょうか??(masacooさんの質問)

A

2CV、おしゃれで、パリの街に似合いそうですね。もっともパリにいったことはないので、ぼくの脳内のパリですけど。

2CVというのは略号で正式な名前は“Deux Chevaux”(発音は仮名書きでは「ドゥ シュヴォ」が近い)、つまり「二頭の馬」という意味です。もっとも、馬といっても本物の馬ではなく、自動車税法上の気筒容積をあらわす単位です。もともとは形容詞的に「2CVの車」とか「4CVの車」といういい方をするものですが、型名として使われることもあったようです。2CVの場合は、税法が変わってもそのまま使われてきたんですね。1990年に製造が中止されてしまったとは残念です。

参考:

チョウバエ

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Q

「害虫駆除」のお知らせの中で、ネズミ、ゴキブリ、カという典型的な害虫(ネズミは害虫ではなく害獣だというのはおいておいて)に加えて、「チョウバエ」というきいたことのない名前がありました。これはどんな虫なのでしょう。チョウのようなハエ?

A

広辞苑に載っていないのでマイナーな珍しい虫かと思いきや、googleでイメージ検索をすればわかるように、トイレの近くなどでよく見かける数mm程度の小さな虫です。この虫をチョウバエと呼ぶとははじめて知りました。触覚に毛がはえているところや、とまっているときの羽の形はチョウというよりガに似ていますね。分類学上は双翅目(ハエ目)長角亜目チョウバエ科に属します。双翅目というのはハエやカの仲間が属する分類、そして長角亜目の「長角」というのは触覚が長いという意味で、カに近縁のものが属する分類です。したがってハエというよりはカに近い昆虫です。

幼虫は下水槽や浄化槽で汚物を餌にしているそうなので、衛生上多少問題がありそうですが、人間の食物にひきよせられるわけではないので他のハエ類に比べれば実害はなく、いわゆる不快害虫といってしまっていいようです。ただし、下水の整備にともなって近年増えてきており、食品工場や飲食店などで混入する例があることから、害虫駆除業者のブラックリストに名前があがっているようです。

参考:

モヤイ像

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Q

渋谷の待ち合わせ場所の定番モヤイ像は新島原産だそうですけど、新島とイースター島にどんな関係があるの?姉妹島かなんか?

A

てっきりイースター島と同じ「モアイ」だとばかり思い込んでいましたが、「もやい」という辞書にも載っている言葉に由来するものだそうです。漢字では「催合」と書いて、意味は「二人以上の者が一緒に仕事をすること。共同。おもやい。」(広辞苑第五版)。標準語では死語になっていますが、新島ではまだ生きた言葉として使われているようです。

なんでも新島では島おこしというようなことを目的に、イースター島のモアイ像を模して、彫刻家、住民、観光客が力をあわせて作るということが行われていて、たくさんのモヤイ像があるようなのです。

渋谷にあるのは、新島が東京都(その当時は東京府)に移管されて100年になることを記念して1980年に新島から贈られたものだとのこと。もう20年以上たつんですね。最近は待ち合わせだけでなく、ストリートライブの会場としても盛り上がっています。騒がしいのでモヤイも落ち着く暇がなさそうです。

あまのじゃく

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Q

あまのじゃくってもともとどんなものなの、なんてことは別に知りたくもなんともない。

A

広辞苑には以下の3つの意味が載っていました。

1.昔話に出てくる悪者。人に逆らい、人の邪魔をする。天探女(あまのさぐめ)の系統を引くといわれるが、変形が多い。あまんじゃぐめ。〈壒嚢鈔10〉→うりこひめ。

2.わざと人の言に逆らって、片意地を通す者。

3.仁王や四天王の像がふまえている小鬼。

2番目の意味は知っていましたが、1番目と3番目ははじめてききました。悪者ということだけが共通で、イメージとしては全然違うものですね。

天探女は記紀の中の天稚彦(あめのわかひこ)のエピソードに出てきます。天稚彦は葦原中国を平定するために天照大神によって遣わされたが、任務を忘れ、現在の支配者大国主神の娘を妻としてしまう。なかなか戻ってこない天稚彦のもとへ、雉名鳴女が使者として遣わされてくるが、とりまきの天探女からそのことを伝えられると、矢で雉名鳴女を射殺すが、その矢が天から射返されて、天稚彦自身も死んでしまう。

この天探女はもともと天の動きを知ることの出来るシャーマン的な存在でしたが、このエピソードの中では告げ口をしたものとして描かれ、さらに仏教の伝来とともに異端的な鬼のイメージを負わされていったようです。それに伴って名前も「あまのさぐめ」から「あまのじゃく」へと変化したといわれています。(天稚彦は天若彦とも書けるので、「若」を「じゃく」と読んで、こちらから「あまのじゃく」に転化したという話もありますが、どうもまゆつばです)。

「仁王や四天王の像がふまえている小鬼」の方の起源はまた別で、仏教とともにやってきた四天王の一員の毘沙門天。この神様の腹部についている鬼の面を海若(あまのじゃく)と呼んでいて、それが転じて、ふみつけられた小鬼をさすようになったとのことです。

小鬼としてのあまのじゃくがまず先に生まれて、それに似た音の天探女が習合されたというのが納得できる説のような気がします。あまのじゃくには常にこの二面性がつきまとっています。

あまのじゃくの、もっとも有名な話は瓜子姫ということになります。広辞苑からひきます。

民間説話の一。老婆が川で拾った瓜から生れた瓜子姫が、美しく成長して殿様へ嫁入るための仕度に毎日機はたを織る。そこへあまのじゃくが現れ、姫に化けて嫁入りしようとするが、雀(その他の鳥)のしらせで露顕し、無事に姫は嫁入りする。姫が殺される型もある。桃太郎伝説に似る。瓜子織姫。瓜子姫子。瓜姫。

「姫が殺される型」というのは、姫の皮をはいでそれをあまのじゃくが身にまとうという設定になっているようです。広辞苑に記載された話ではあまのじゃくは女性として描かれているようですが、さまざまなバリエーションの中には、単なる人食い鬼として描かれているものもあるようです。

これも、あまのじゃくの二面性―シャーマン的な女性か小鬼か―をあらわした話だといえます。

しゃくし

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Q

「ねこもしゃくしも」と言いますよね。「しゃくし」って何の事を言ってるのですか?昔からの疑問です。ひしゃく?シャクトリ虫?(かおりん♪さんの質問)

A

漢字で書くと「杓子」で、広辞苑によると「飯または汁などの食物をすくいとる具。頭は小皿のようでこれに柄をつけたもの。(中略)しゃもじ」だそうです。つまりはしゃもじのことです。確かに「しゃくし」は死語ですね。

ところで「だれもかれも」ということをなぜ「猫も杓子も」というようになったかということについては諸説あるようです。

  1. 「禰子(神主)も釈氏(僧侶)も」という言葉の字が置き換わった
  2. 「女子(めこ)も弱子(子供のこと)も」が変化した
  3. 「杓子」には主婦という意味もあるので、猫も主婦も家内総出でということ

最初の二つはいかにももっともらしく、しかも面白い説ではあるのですが、それだけに、誰かが受けねらいでいったことが真に受けられて、いまだに語り継がれているという可能性があります。個人的にはあまり面白みのない3番目の説が正しいような気がしますね。