Q
雨の降り始めのときに、独特の匂いがすると思うんですけど(ぼくだけじゃないですよね?)、あれは何が発している匂いなのでしょうか?アスファルトだとすると、公園など土が露出しているところでは匂わないということになりますけど、そんなことないような気がします。植物?
A
Gary Lockhart " The Weather Companion"を訳した『お天気となかよくなれる本 世界気象博物誌』(グループW訳 丸善株式会社)によれば、アリストテレスの時代には虹のにおいだと考えられていたそうです。現代では、雨の匂いのもとは二種類あると考えられています。
一つはペトリコール(ギリシア語で「石のエッセンス」の意)という物質。これは雨が降らない間に植物が土壌に発する油だそうです。雨が降る直前、湿度が高くなると鉄分と反応してにおいがしはじめ、実際に雨が降り始めると油は流されてにおいもなくなってしまうとのこと。まさに雨の匂いの性質にどんぴしゃです。
もう一つはジオスミン。「大地のにおい」という意味だそうです。湿った土壌中の細菌が出す物質で、雨の多い地域での雨の匂いの原因と考えられています。いろいろなものに含まれており、大雨のあとの水道水のカビ臭いにおいや、川魚のにおいのもともジオスミンだそうです。
多分、ぼくたちが雨の匂いというときには、そのときどきによって、この2種類のにおいのうちいずれかを指しているのでしょう。ジオスミンのにおいは、説明を読む限りでは、雨の降り始めの 匂いというより、雨がさんざん降った後土中から立ち上る臭いを指しているように思われます。今回の質問の「雨の匂い」はおそらく前者のペトリコールのにおいではないでしょうか。

はじめまして。
『お天気となかよくなれる本~世界気象博物誌』は私も読みました。
気象をめぐる古今東西のエピソードがつまっていて、
科学畑の人間ではない私にとっても大変おもしろい本でした。
「雨のにおい」については、先日記事を書きました。
トラックバックさせていただきましたので、よろしければご確認ください。
はじめまして。コメントありがとうございます。『お天気となかよくなれる本~世界気象博物誌』は読んだわけでなく、図書館でその部分だけメモしただけなんですよ。そうですか。おもしろいですか。今度読んでみようと思います。
トラックバックですが、こちらに届いていませんでした。ちょうど、こちらで使っているブログツールMovable Type 3.32にはトラックバック受付部分にバグがあるという話をきいたところでした。おそらくそのせいではないかと。わざわざトラックバックいただいたのにすみません。
こんにちは。
あの本は図書館でも読めるのですね。もう10年ほど前に購入した本なのですが、ときどき思い出してはパラパラめくってみることがあります。
トラックバックが届いていないということでしたので、再度を試してみましたが、どうやら無理のようです。
こちらこそ、どうもお騒がせいたしました。
何度もすみません。ちょっと直してみたので、気が向いたらトラックバック試してみてください。
トラックバックの件、ありがとうございました。
やはり「送信失敗」と出ます。わざわざ調整していただいたのにすみません。
(たいした記事ではありませんが、一応アドレスのみ張らせていただきました)
http://yondoco.seesaa.net/article/23338258.html