冬のジャングル・猫の天国

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今日も比較的早い時間に目が覚めた。すぐさま出かけてもよかったのだが、最近停滞しているドラクエを始めてしまった。おかげで停滞をうちやぶることができたが、結局出かけたのはいつもと変わらない時間になってしまった。

山手線の電車の中で、聞こえてきた若い男二人組の会話。片方が自然志向で、もう片方が都会志向らしい。都会志向の方が、週末は新宿とか渋谷とかごみためのような街をうろついているといったら、自然志向の方が、その辺はまだいいけど蒲田だけは許せない、といい出した。どうして蒲田が許せないのか、理由までは聞こえなかったが、ぼくに免じて許して欲しい。

渋谷で下りた。大戸屋で食事をしようと思ったが、ものすごい混雑で何組か並んでいたので、斜め向かいの松屋に入った。ここも全席埋まっていたが、運良くすぐに目の前の席が開いた。店員の人たちも休む暇なく働いている。店舗によってはこの時刻(3時くらい)には一息つけるはずだが、ここでは不可能だ。バイトの時給は同じなのだろうか。

さあ、散歩だ。太陽が雲の陰に隠れている上に、空気が刺すように冷たい。こういう日は、いつもより早足で歩いて体を暖めるしかない。渋谷区役所、ニュージーランド大使館前(今ごろは初夏だろうか)を通って、駒場公園へ。入場は4時半までと書いてあったので、Palmをとりだして時刻を確認するとまだ4時だった。ところで、ぼくは最近腕時計をしていない。Palmがあるからいいやと思ったのが理由だが、いちいちPalmをとりだすのはさすがに面倒くさいということがようやくわかり始めてきた。これからは腕時計をしていくことにする。

駒場公園の中は静かだった。中には近代文学館があったりもするのだが、一回も入ったことがない。井の頭線の線路の向こう側の駒場野公園は頻繁にいくのだが、こちらにきたのは、何年かぶりだと思う。林の中を通り抜ける狭い道があったので、歩いてみることにした。木の上では、やたらにかん高い声の鳥たちがしきりに叫んでいる。冬のジャングルだ。

駒場公園を出て、線路の向こうの駒場野公園に入った(ちょっとまぎらわしい)。この公園は猫が多く、しかもみんな人なつっこい。三匹くらいかたまって寝そべっているところに、子供が近づいてなでようとしても、逃げようとせずされるがままになっていた。なんか猫の天国という感じだ。

池ノ上を経由して、下北沢。いつものように賑わっている街をぶらぶらと通り抜けて、小田急の一駅向こうの世田谷代田まで。7.8kmだった。

新宿まで出ようと思っていたが、一駅手前の南新宿でおりることにした。寄ろうと思っているところが、どちらかといえば代々木よりだし、新宿駅の混雑を通り抜けて街に出るのが多少面倒に感じられたからだ。

マインズタワーのスターバックスで休憩した後、紀伊国屋書店へ。松田正隆の戯曲『月の岬』を買った。長崎の島に住む姉弟をめぐる、どろどろしていながら、不思議な透明感のある作品。

代々木まで歩く。NTT Docomoのビルが完成していた。何かの理由で東京が壊滅しても、このビルだけは残って、巨大な墓標の役割を果たしてくれそうな、そんな形をしている。お膝元にはレストランやショップもできるようなので、さみしかったこのあたりも少しは活性化されそうだ。

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