ゆっくり歩こう

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このところの寒さのせいか、風邪をひいた。本来今日は午前中だけ会社だったのだが、早起きなどという体に悪いことをしたら、寝込む羽目になるのはまずまちがいない。休むことにした。

そんなときは家で安静にしてるのがいちばんいいのはわかっていたが、今日は竹中直人の会『隠れる女』という芝居を見にいくことになっている。どうせ外には出なければならないので、昼食がてら2時過ぎに外に出た。

食事は蒲田駅の蕎麦屋でヘルシーに。蕎麦湯で体を温めたあと、京浜東北線で秋葉原に向かった。眠っていたわけでも何かに熱中していたわけでもないのだが、どういうわけか乗り過ごしてしまい、御徒町までいってしまった。かなりやられているようだ。戻るのもしゃくなので、そのまま改札を抜けて秋葉原に向けて歩き出す。散歩ということではない。さすがに自殺的行為なので、もともと今日は散歩するつもりはなかった。ゆっくりとした足取りで、まわりのいろいろなものにぼんやり眺めながら歩く。秋葉原では何件か店をひやかした。

秋葉原に来た目的は、ビデオとDVD。石丸電気ソフトワンで『パパと呼ばないで』の12巻、13巻(最終巻である14巻もあったがあえて買わなかった)と、ある人から紹介されたクラーク・ゲーブル主演の『或る夜の出来事』のDVDを買った。

そのままの歩調で神保町へ向かう。途中のスターバックスであま~いエッグノッグラテを飲みながらたっぷり休む。風邪のときには甘い飲み物がいい。

三省堂へ。原尞の『さらば長き眠り』が文庫になっていたので買う。チャンドラーを彷彿とさせる和製ハードボイルドだ。

古本屋を何軒かひやかした後、時間がせまってきたので、地下鉄と井の頭線をのりついで下北沢へ。まっすぐ本多劇場へ向かう。前から2列目。最高の席だ。芝居は15分の休憩をはさんで2時間半くらい。岩松了としては久々に納得できる作品で、休憩時間にシナリオを買ってしまった。小泉今日子がかわいかった。

終演後、腹が減ったので、松屋で290円の牛丼を食べた。期間限定とはいえ安い。

帰りの渋谷駅ではトイレの壁にもたれてちゃんとした服装のおやじが寝ていたり、若い男二人がダウンしているそばで若い女性1人が介抱していたりと、すごい状況になっていた。まさに世紀末?

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