家を一歩出たとたん、あまりの寒さにいかりや長介のまねで「次いってみようか」と叫びだしたくなった。しかし、今日は連休の最終日。次はしばらくやってこないのだ。仕方なくそのまま歩き始める。
蒲田の蕎麦屋(昨日とは違う店だ)で蕎麦を食べた後、どうしようか決めかねて、蒲田の町をぶらぶらする。しかし、こうしていてもしょうがないのでとりあえず電車に乗り込むことにした。北に向かう京浜東北線。時間が遅かったので、すでに各駅停車になっていた。おりるきっかけをつかめないままずるずると田端まで。ここでようやく気持ちが決まった。池袋だ。
久しぶりの池袋だ。とりあえずの目的地はジュンク堂という本屋。寒いので地下の西武百貨店の中を通っていった。ジュンク堂のビルには垂れ幕がかかっていて、2001年3月に世界最大級の本屋としてリニューアルすると書いてあった。営業はしていて、ベニヤ板で区切られた向こう側で工事が進められているようだ。工事による過渡的なものか、これからもずっとそうなのかはわからないが、9階床あるのに会計は1階でのみ行うようになっている。会計が1回ですむのは便利ともいえるが、階をまたがって本を裸のまま持ち歩くのは鬱陶しいともいえる。ぼくにとって本屋というのは不思議な場所で、本を見て回るだけでうきうきしてくる。子供の頃は興奮しすぎて、よくトイレにいきたくなってしまったものだ。そんなこんなで、文春新書の『地名の世界地図』と、講談社新書の桜井哲夫著『<自己責任>とは何か』(正確には、こちらはつい買いそびれて蒲田に帰ってから買ったのだが)を買う。前者は世界各国の地名の由来をまとめた本。後者は、この前読んだウォルフレンの『人間を幸福にしない日本というシステム』が日本の特殊性を攻撃していたのに対し、別の角度からその特殊性を援護したような本だ。
そのあとはいつものようにスターバックス。
さて、長かった休みもあっという間に終わってしまった。その間ずっとひいていた風邪は、皮肉なことに、ようやく治りかけているし、暴飲暴食をしたわけでもないのに体重が2kg近く増えてしまった。明日からはまた憂鬱な会社だ。次いってみようか。

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