食事は池袋東武百貨店の蕎麦屋銀座更科。あなごせいろだ。あなごの天ぷらはやわらかかったが、少し生臭かった。皮がついたままだったせかもしれない。ちょっと減点。
せっかくなので、東武百貨店の屋上によってみた。デパートの屋上なんて何年ぶりだろう。まわりを生垣にさえぎられているので、見晴らしは今ひとつだが、高々とそびえるサンシャインの姿は確認できた。
まずは、そのサンシャインの方へ歩き始める。そばに近づけば近づくほど、サンシャインの存在感は薄くなる。気まぐれに視線を上にあげたときはじめて確認できる。
そのまま都電の踏切を越えて、坂下通りを進む。10日に放映された「出没!アド街ック天国」で紹介されていた音羽の方にいってみようと思っていたのだ。といっても番組をみて、興味をひかれたとかそういうのでは全くない。この辺には何度もきているし、特に散歩に適した場所ではないことは、番組をみるまでもなくよく知っていた。
強いていえば、番組で「音羽モンマルトル」と紹介された階段にいってみようと思っていた。映画評論家の故荻昌弘が、パリのモンマルトルの階段に似ているところから、そう名づけたらしい。ほんとうの名前は「鼠坂」というその階段を、ぼくはすでに何度か行き来しているはずだが、「音羽モンマルトル」と思って登ってみるのも一興だと思ったのだ。
車の通りの激しい表通りを避けて、わざと狭い裏道を歩く。やがて階段の下に出た。確かにモンマルトルといえばモンマルトルなのかもしれないが、パリに一度もいったことのないぼくにはよくわからない。階段はかなり急でしかも長く続く。登りきったころには息が切れて、へとへとになってしまった。
飯田橋を経由して神保町。靖国通りの、古本屋があるのと反対側の店の看板に、すべて“Grüne Allee”という文字が入っている。商店街の名前なのだろうが、ドイツ語とはしゃれている。三省堂で調べたら「緑の並木道」という意味だった。
淡路町のスターバックスで休憩して秋葉原まで。9kmだった。

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