天気予報では雨だった。窓から見える空も重苦しい灰色。散歩は無理かなと思っていたので、なかなか外に出る気にならなかった。Rio500に音楽を転送したりしているうちに2時半をすぎてしまった。
外に出るとやはり今にも振り出しそうな空模様。この前新宿で買ったカサを持っていくことにした。
まずは床屋へ。「どれくらい短くしますか」ときかれたので「全体的に1.5cmくらい…」といった。ハサミの音を聞きながらしばらく目を閉じていたが、いきなりさっきの指定が誤って受け取られる可能性に気がついた。1.5cm髪を切るというのではなく、1.5cmの長さにするという意味にとられかねない。あわてて目を開けた。ちゃんと通じていたようだ。
そのあとは近くのラーメン屋へ。床屋にいったときはほぼそういう行動パターンになる。そろそろワンパターンを脱したい気もするが、おいしいからまあいいかという気もする。
散歩をするため新宿に向かう。新宿の東口は猥雑な感じであまり好きではないが、西口は大好きだ。中央公園の中を通りぬけて、西新宿五丁目の方へ。新宿の高層ビル群のそばとは思えないほど、静かな町並みだ。いつの間にか住所が中野区になっていた。裏道を選んで歩きつづける。
中野駅を越えて北口のアーケード街サンモールへ。歩いているといつの間にかブロードウェイセンターのなかに入っているという迷宮感覚がたまらない。ブロードウェイセンターの中もごみごみしていて迷宮感覚いっぱいだ。亀戸のサンシティーやお台場のヴィーナスフォートなど、アジアのバザーのようなショッピングセンターがはやりだが、ここはその走りかもしれない。3階の本屋をひやかしたあと西武新宿線の新井薬師前まで。6.3kmと距離的には短いが、かなり疲れた。
西武新宿に出る。JR新宿駅を越えた反対側の南口のタイムズスクエアに向かう。同じ新宿でもほぼ一駅(大江戸線だと新宿西口→都庁前→新宿と二駅)分も歩くことになる。京王百貨店の脇からミロードにぬけられる通路を発見した。今までなぜか気がつかなかったのだ。まっすぐ進むと、陸橋を越えて小田急サザンテラスまでいくことができる。
紀伊国屋で、美術手帖4月号を買った。2月号と3月号は特集が興味なかったので買わなかったが、今回は表紙が『式日』の藤谷文子だったので買うことにした。特集は「映画とビデオ・アートの最前線」。庵野監督の対談がのっていた。
代々木から帰路についた。結局はカサは使わなかった。前回このカサを買ったときもいつの間にか雨がやんでいたし、そういう星の下に生まれたカサなのだろう。どうしても雨が降ってほしくないときにもっていくといいかもしれない。

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