歩く夏バテ

| コメント(0) このエントリーを含むはてなブックマーク

久々に東京駅の八重洲地下街へ。夏バテ解消のためにスタミナのつくものということで、トンカツ屋に入ろうと思っていた。その前にまず4月に閉店になったビストロトレッカの跡地がどうなっているか見てみたら、まだ新しい店はできていなかった。壁の貼り紙によれば、近々ラーメン屋ができるようだ。

隣のトンカツ屋でキムチチーズロースカツ定食。ロースカツの中にキムチとカマンベールチーズが入っている。ちょっとかわっているがなかなかおいしかった。

暑い。体もだるい。だが、歩くことにした。汗が汗を呼ばない程度の穏やかなペース、能の舞手がしずしずと歩くような歩調を心がけた。

中央通りに出て日本橋を渡る。なんといっても五街道の起点だ。高速道路の下の押し込められているのがさみしい。首都高を地下化する話があるようだが、ぜひ実現してもらいたいものだ。

三越を通り過ぎて、右折。このあたり小諸そばがほんとうに多い。こっちを向いても小諸そば、あっちを向いても小諸そば状態だ。東日本橋から浜町公園へ。路上生活者がちらほらと眠っている。ぼくもその中にまじってしばし休憩。

新大橋で隅田川を渡る。吹き付けてくる風がとても心地よく、魂までとんでしまうかと思えた(ぼくにそんなものがあれば)。

常盤・高橋の商店街は盆踊りのパレード。いろいろなグループがさまざまな装いで踊りを披露している。中の結構若め(一般的に年配のご婦人方がとても多い)のグループの振り付けが完全にパラパラだったのはとてもよかった。

パレードが尽きて、商店街から商店が消えても、さらにまっすぐ。久しぶりに猿江公園の中に入った。また休憩。その先の西大島(にしおおじまと濁る)まで。7kmちょうどだった。

都営新宿線で九段下まで。いきたいところは神保町だが、一駅先でおりたのはスターバックスによりたかったからだ。九段下の神保町寄り出口のまん前にある店は、すいているし落ち着いた感じがとてもよい。今日はフラペチーノなどのデザート系ではなくちゃんとしたコーヒー(もちろんアイスだが)を頼んだ。店を出てからも苦味が口の中にしばし残った。

三省堂で村上春樹の『約束された場所で』を買った。地下鉄サリン事件の被害者のインタビュー集『アンダーグラウンド』の続編で、今度はオウム側の信者をインタビューしたもの。ジャーナリズムの側では、あの事件のことを特殊な集団の起こした特殊な事件としてからとらえきれていないが、日本でジャーナリズムと一番遠いところにいるといってもいい村上春樹という作家によって、あの事件がいったいなんだったのかということが語られるのは、なんか象徴的だ。

コメントする