昨日は会社にいったので、今週の休みは今日だけだ。ぜひとも散歩をしたいところだが、激しい驟雨と冗談のような陽射しが、きまぐれにいれかわる天気。散歩ができるかできないか、とても微妙なところだった。いずれにせよ蒸し暑く、散歩にむかない日なのは間違いない。
天気のように心も定まらなかったが、とりあえずでかける。もちろんカサはもっていった。
まずは図書館で調べ物。図書館を出たときには降っていなかった。ここで迷った。床屋にいくか、それとも散歩にかけてみるかだ。髪は相当鬱陶しくなっている。まず床屋の近くまでいくが、なんかせっかくの一日だけの休みに床屋で時間をつぶすのがとても惜しくなってきた。いったん駅の改札に向う。だが、改札の前で、気持ちがゆらめき、折衷案として、もしすいていてすぐにやってもらえそうだったら、床屋にいくというのが浮上して、再び踵をかえしたのだった。
床屋はすいていた。椅子に座った途端、また雨が降り出していた。髪を刈ってもらうのは気持ちがいいし、結局正解だった。
さっぱりした頭で考えた結果、東京駅に向う。もう京浜東北線の電車は各駅停車になっている。いつもより少し時間がかかって東京駅についた。ようやく食事。八重洲地下街で杵屋というチェーンのうどん屋に入った。胡麻だれせいろ定食を食べた。味はまあまあだったが、客はぼくだけで、店員たちがあまり楽しげでない様子でつまらない世間話をしている。ものさみしい気持ちになった。
地上に出ると、雨はふっていなかった。時間も時間だが、せっかくなので散歩をしようと思った。先週江戸川区の方を歩いて、けっこうよかったので、またそちらの方に行くことにする。そのときは、てっきり一之江という都営新宿線の駅にいったことはあると思っていたが、調べてみると実は一度もないことが判明した。そういう大義名分があるので、一之江を目指すことにした。
日本橋から都営浅草線で東日本橋、都営新宿線に乗り換えて、一之江。一之江の駅前は予想していたよりずっとさみしかった。一つ千葉よりの瑞江のほうがずっと都会だ。知らないところを歩くときは、下調べが肝心なのはわかりきっていたが、今日は天気が天気なので、ちゃんと調べていなかった。小岩のほうに向うつもりが、反対の葛西のほうを向いていた。引き返そうとしたところで、また雨。しかもだんだん激しくなってくる。なんとか駅前にたどりついた。このまま雨宿りをしていればそのうちやむのはわかっていたが、時間も時間だし、なんだか、けちがついた気がしたので、今日のところは散歩を断念することにした。
一之江の駅で、新宿方面の電車を待っていると、次の電車は岩本町で急行通過待ちとのこと。都営新宿線の急行に乗ったことは一度もなかった。ぜひ乗らなければという気持ちになった。急行が停まる次の船堀で下車して待つ。まだ雨は本降り(荒川をはさんで両側にある船堀と東大島は地下鉄なのに高架駅なのだ)。5分以上待ってようやく急行はやってきた。大島、森下、馬喰横山、神保町までは4駅。さすが急行、あっという間だ。今日は急行に乗れただけでもよしとしよう。
神保町をぶらぶら歩く。以前、薬膳カレーのじねんじょの支店が神保町にもできたという話をきいたが(すっかり忘れていた)、今日はじめて見つけた。神保町の交差点を水道橋方向に向かい最初の曲がり角で左折したところだ。神保町はカレー屋激戦区なので難しいかもしれない。どうなのだろう。
小川町のスターバックス経由で秋葉原へ。石丸電気で、CD “Café Après-midi Écru”を買った。このシリーズは聴いていると心が軽やかになるので、すっかりお気に入りだ。
そのまま御徒町まで歩いた。これから深まる秋に向けて靴を買おうと思ったのだ。ぼくのとっての靴はテニスプレーヤーにとってのラケットのようなものだ。買ったのはナイキの黒いスエード皮のやつ。軽くて歩きやすそうだ。

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