The Road Not Taken

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昨日よりは早く目を覚ますことができたのでまずは床屋に行った。頭や顔に塗られるクリームの柑橘系の匂いをかぐと、とてもリラックスする。

あてもなく新宿に向かう。やはり、あてがないときは新宿だ。電車の中でうどんが食べたくなったので、西口の三国一といううどん屋で昼食をとることにした。ほうれん草サラダうどんを注文してから、ほかの人の注文をきいて気がついたが、ここではサラダうどんしか食べたことがない。味噌煮込みうどんとかほうとうとか温かいうどんのメニューもちゃんとあるのだ。今度食べることにしよう。ほうれん草サラダうどんもベーコンがたっぷり入って、なかなかにおいしかった。

そのまま歩き出す。まず小滝橋通りを進んで、北新宿百人町の交差点で大久保駅南口に続く路地に入る。左手には新宿古書センターがある。ちょっとのぞいてみることにした。

お目当ては Robert Frost の“The Road Not Taken”という詩の訳。原文を読んで、どうにもうまく意味がとれないところがあるのだ。店内をあちこち歩き回った末に、そろそろ出ようかと思いつつ、期待せずに書架に目を走らせていたら、「ロバート・フロスト」という文字が目に飛びこんできた。研究書だった。とてもうれしかった。これが古本探しの醍醐味なのだろうと思ったりした。“The Road Not Taken”の解説も載っていたので、疑問は解決。ちょっと自分なりに訳してみた。(2004-04-05改訳)

黄色い森の中 道が二つにわかれていた
残念だが一人旅、どちらかを選ばなきゃいけない
長い間たちつくして
片方をできるだけ遠く見おろした
したばえの中で曲がるところまで

それでもう一方を選んだ
ほとんど平らで、印象がよかった
草深く人に踏み荒らされてなかったからだ
とはいえ踏み荒らされ方は五十歩百歩だったけれど

その朝等しくのびた二つの道
葉には黒く踏みつけられた跡はなかった
ああ、最初の道は別の日にとっておくことにしたのだ!
道が次から次へと続くことは知っていたが
帰ってこられるかどうかわからなかった

私はこのことをため息混じりに語るだろう
どこかで何年も何年も なぜなら:
森の中道が二つにわかれていた, そして私は-
私は人が通らないほうを選んだ
そしてそれがすべての違いの元だったからだ

WWWでこの詩を読んで勇気づけられたという人がいたが(人の通らない方を選んだから成功したという解釈)、むしろ後悔とか諦めが基調にあるような気がする。

本は定価3500円で、値札は2500円がついていた。今は3割引セール中なので1750円で買える。せっかくなので買ってもよかったのだが、散歩の荷物になるのでまた今度ということにした。

散歩再開。こうして街を歩いていても「選ばなかった道」がどんどん増えていくが、それならばまたくればいいだけのことだ。山手線の内側に入って、西大久保公園という危ない感じの公園にたどり着いた。子供の姿はなく、うつろな目つきのジャージ姿の男や、路上生活者の一団、仕事が始まる時間を待つ街娼の一団。そんなやつらばかりだ。ちょっと危なくて子供は遊べない公園だ。足早に通り過ぎる。

戸山公園(大久保地区)の中に入った。紅葉の並木を見上げながら歩く。神田川を渡って、鬼子母神の境内を抜け、都電の線路の下を通り抜け(そんなことができるのは鬼子母神駅・雑司ヶ谷駅間のここだけ)、都電の雑司ヶ谷駅まで。6.3km。

都電に乗り込むために一生懸命小銭(160円)を探したが、バス共通カードが使えるらしい。覚えておこう。車内は異常に混んでいた。これで赤字だとは信じられない。王子まで乗った。

王子から京浜東北線に乗り、有楽町で途中下車。いつものようにうろつく。特に買うものもないので、スタバでブルーベリースコーンとジンジャーブレッドラテを食べて飲んだ。甘いものを口に入れると一瞬幸せな気分になるのはなぜなんだろう。

帰りの電車の中で、ユニクロでエアージャケットが安く売っているという広告を見たので、蒲田に着いてから買った。先週買ったダッフルは暖かいが重過ぎて散歩向きではない。散歩用の軽くて暖かい服が欲しかったのだ。

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