毎日散歩ばかりしているとさすがに疲れるし、何よりマンネリになってしまうので、イスラムの暦に合わせて今日はおやすみすることにした。
街の灯りが呼んでいるので、外には出る。ひとまず東京駅に向かった。
「カキの一番おいしい食べ方はカキフライである」というのがぼくの個人的な定理だ。そろそろまた証明しなければならない頃合なので、八重洲地下街の和幸に入る。
それまで比較的すいていたのにぼくが入ってから続けざまに客が来た。ほんとうにそういう能力があったらおもしろい。ぼくは店にいるだけでよくて、店から何%かのマージンがもらえるという算段だ。自分で店を経営するより、その方がめんどうもなくてよさそうだ。
東京駅周辺は、今日から仕事初めらしいサラリーマンがたくさんいる。
八重洲ブックセンターでちょっと本を見てから、銀座方面へぶらぶら歩く。なんとなく映画でも見ようと思っていた。アメリが見られたらラッキーだ。歩き回っているうちに、アメリが上映されているシネ・ラ・セットという映画館はなんとか見つかったが、想像していた通りすごい行列で、すぐにあきらめた。それにしてもシネ・ラ・セットは一昔前のピンク映画を上映しているような外観の映画館だった。
ぶらぶらを継続。本屋に入ったり、佰日店に入ったり。スタバで休もうかと思ったが、混雑していて座れそうもないのであきらめる。そのまま京橋まで歩いて、エクセルシオールカフェに入った。2階の窓際の席に座り、暮れてゆく街並を眺めたりして、ようやくのんびりできた。
再び八重洲ブックセンターへ。本屋はそれ自身街のようでも森のようでもある、という言葉を残して、今日は終わり。あまり休息にならなかったかもしれない。

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