胃の調子が悪くて昨日は一日中臥せっていた。まだまだ完全に回復したわけではないが、はるかなる街の呼び声に逆らいがたく、家を飛び出す。空はどんよりと曇り、底冷えのする日だ。
食欲はもどりつつあるが、油っこいものはとても無理。消化のいい蕎麦にすることにした。久々に田園調布の兵隊家に行く。窓際の席について、いつものように穴子天せいろを注文。淡白な白身魚の天麩羅なら平気だろう。
窓の向こうの小さな池にはたくさんの錦鯉。暗い水面の下をまるで夢の中のようにゆっくりした速度で泳ぎまわっている。
蕎麦と天麩羅は弱った胃でも十分おいしかった。残さずすべて平らげた。
散歩開始。多摩川を見下ろしながら、勾配22%という急坂をおりる。丸子川を渡ると気持ちのいい細い道。
細いのに途切れることなくまっすぐ続く道が好きだ。どこまでもついていきたくなる。でも、どんないい道もいつかは終わってしまう。まあ、そうでなければ、また来ることができない。
歩いているうちに、最初は覚束なかった足取りがそれなりにしっかりしてくる。いつの間にか薄日が差していた。
目の前のうす寂れた道を渡ろうとして「目黒通り」という標識に気がついた。あの交通量の多い通りがこのあたりでは目をつむっても横断できそうだ。
玉川野毛町公園。中に小高い古墳がある。前回は登ってみたが、今日はとてもじゃないがそんな元気はない。代わりにベンチに座ってしばらく休憩した。
上野毛の駅のほうから二子玉川へ。アップダウンが多い地形で、病後の体にはこたえる。
ニコタマで散歩を終えてもよかったのだが、自分の体の状態は考えずにどういうわけかもうひとがんばり。工事中の二子玉川団地前の緑道から、野川沿いの道。鳥と石の見分けがつかなくなる時間だ。あとは、車の多い多摩堤通り沿いを、成城学園まで。最後の一歩手前の上り坂がほんとうにこたえて、息が上がるどころかたえだえになりそうだった。10.7km。
小田急で町田に出てみた。ヨドバシで『みんなのいえ』のDVDを探すがない。思った以上に売れているということなのだろうか。
スタバで、キャラメルヘーゼルナッツモカを飲んだ。これで今冬の季節限定メニューはすべて飲んだことになる。一番のお気に入りはホワイトチョコレートモカだろうか。
JRの町田駅で電車を待っていたら、特急のはまかいじというのが来た。甲府から横浜まで走っているらしい。横浜線を特急が走るなんて、ちょっとした驚きだった。

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