昔から長い休みは苦手だ。休みが終わってもとの生活が始まるのがたまらなくいやなのだ。まだしも、休みが終わってからいやな気持ちになればいいのだが、休みの後半になると早々と時間の有限さを感じて憂鬱な気分になってしまう。小学校の夏休みが終わるときには必ず体調をくずしていた。就職してからはさすがにそんなことはなかったが、今回は今おかれている仕事のストレスがきつく、それをすべてほうっておいて、休みの中に逃げ込んだようなところがあった。そのため、かなりつらかったのだ。
それでも、不思議に最後の日になると、覚悟ができるのか、少し気分が楽になる。同じ有限でも、N日あるうちのあと2日とかいうと、とても小さいものに感じられるが、1日となってしまえば、絶対的な長さがあるがままに感じられるようになるのかもしれない。
前置きはおいておいて、本題だ。おととい初めて通った渋谷の新南口から歩き始めることにした。新南口は、いったん動く歩道を使って(動く歩道だから楽ということではなく、動く歩道が必要なほど離れているということ)、山手線のホームとちょうどホーム一つ分ずれた埼京線ホームにいって、そこから階段をあがらなければならない。
渋谷の街の中心部から遠く離れた寂しげな一角から歩き始めた。金王八幡から青山劇場のわきを通って、表参道。駐車しているバンのわきにひとだかりができていた。何かの撮影だろうか。
NHKから渋谷区役所、東急ハンズ。センター街から続く緑道を直進。代々木八幡で緑道が終わるまでつきあう。ちょっとした商店街があったので、その中の松屋でから揚げ丼を食べてみた。まあまあ。
山手通りを渡って東海大学の方へ。松蔭学園のわきの道に入って、この間から行こうとしている、池ノ上と駒場のあいだの抜けられそうもないのに抜けられる路地にたどりついた。今回も抜けられた。池ノ上の駅前商店街を南へ。淡島通りにぶつかる直前で西へ。八幡神社の隣の公園で休憩。その道が尽きるところで再び南、淡島通りにぶつかったので、今度は素直についてゆく。環七を渡って、松蔭神社へ。世田谷線に乗ろうかとも思ったが、疲れたのでバスで渋谷に出ようと、世田谷区民会館のバス停まで歩いた。11.5km。
予定通り渋谷行きのバスに乗る。バスに乗っているととても気持ちがいい。目的地までの間、ゆっくりと腰を落ち着けられて、何もする必要も考える必要もない。至福の時間だ。なんだかずっと乗っていたくなった。
渋谷の1つ手前道玄坂上で降りて、ブックファーストまで歩く。『20世紀少年』3巻、4巻をまとめて購入。
今日はバスで帰ることにした。渋谷の南口に出て、大井町行きのバスに乗る。山手通り沿いに中目黒、大崎を経由して、大井町まで。
大井町からまた蒲田行きのバス。ちょっとしたぜいたくを楽しんだ。

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