目が覚めたら1時半だった。
街にはそれそれ色があるような気がしている。例えば練馬の西部、石神井とか大泉あたりは緑と茶の中間くらいの色だ。今日の気分を色にすると緑と茶の中間くらいだったので、そのあたりに散歩にいくことにした。セーターもそういう色の着込む。
西武新宿線でまだそばを通っていない駅。先週は上井草で降りたが、今日は隣の井荻で降りる。改築されたばかりのような真新しい駅舎。降りたホームは南口に通じているが、トイレによるために、連絡橋で反対側のホームにいき、北口から出た。
環八が目の前を走っている。その一本都心よりの道を歩く。地図でみたときは商店街のような気がしたが、実際はうら寂しい住宅地。全体的に北口の方は閑散とした感じだった。
さむい、サムイ、寒い。マフラーはしてきたが、真冬でもないし手袋はまだいいだろうと思ったが、そのことを激しく後悔した。手を外気にさらしているだけで、かじかんでしまいそうだった。
環八を渡って旧早稲田通りという通りを歩く。街並は悪くないのだが、狭い割に交通量が多くて歩きにくい。日没間近の陽射しがときおり差し込んでくるが、何光年も離れた場所からの星の光のように何の温かみも感じられなかった。
石神井公園の中に入る。木々に囲まれた円形の広場のような場所でベンチに座る。前の日に総出で撒いたような具合に落ち葉がびっしりとしきつめられていた。向かいがわで親子がキャッチボールをしている。わざととりにくいボールを父親は投げるか、子供はそれをなんとかキャッチしていた。木は巨大な動物のように見える。風のせいではなく、自分の動きたいように動いているような気がした。大仰な頷き。目を閉じると、そのときだけ風が強くなるような気がした。
池の縁を歩く。まだ鴨たちの姿は少ない。冬はこれからなのだ。
セブンイレブンで、ホットアクエリアスを買ってみた。暖かいスポーツドリンクというと冒険的なような気がしないでもないが、ちょっと想像力を働かせると、なかなか悪くなさそうだというのがわかる。実際飲んでみると、お湯にとかすタイプの風邪薬のような感じだ。なかなかおいしい。これから冬に向けて御用達商品になりそうだ。
三宝寺池脇の林を抜けて、また街に出る。もう日は暮れていた。石神井団地から大泉生協病院、ちょっと大回りしてスーパーいなげやの方から大泉公園の駅に近づく。駅前には再開発でゆめりあフェンテというショッピングビルが出来ていた。16日オープンということなので一足早すぎたようだが。(あとで地図を確認したら、区画整理の影響で今まであった道がなくなって、なかった道ができていた)。
地下道で北口に出て、駅の階段を昇る。寒くてそれ以上歩く元気はなかった。6.5kmしか歩いていなかったようだ。もっと歩いたような気がしたが。
有楽町線直通の電車が来たので、それに乗り込んだ。疲れていたのでうたた寝したかったが、暖房のききが悪くて眠れなかった。銀座一丁目までいく。
グリルスイスで食事。ハンバーグとチキンカツのセット。フライの中に包まれた肉の旨味、ハンバーグのドミグラスソースの濃厚な味。やはりここはおいしい。カレーが有名だが(常連だった野球選手、千葉茂考案のカツカレーというのがある)、ここにきたらカレーより普通の洋食を食べるべきだと思う。
無印良品で手袋を買おうとした。毎年買い換えるのが習慣になっている。ついでにシャツを二枚買ってしまった。ついでの方が大きいが。

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