もうこん

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仕事で面倒をみているシステムにトラブルが発生しているという電話で起こされた。詳しい状況がわかるまで待機していたが、今日中にはわかりそうもないということなので、ようやく4時ごろ家を出た。遠出するには遅すぎるので、近場の大井町から歩き始める。

ゼームス坂を下り、UNIXという名前のレンタルビデオ屋を通り過ぎ、京急の新馬場駅、さらにまっすぐ臨海方面へ。アイル橋という人道橋を渡り天王洲に出る。

今日から新しい靴をはいているがなかなか快適だ。軽くてどこまででも歩いていけそうな気がする。冷たい風は今ここで散歩をやめろと囁きかけてくるが。

運河沿いの道をゆく。リバージュ品川というUの字をひっくり返したような形のビルの下にampmがあったのでお金をおろしておくことにする。ここでおろせば手数料が無料なのだ。ついでに虫歯予防のガムと風邪予防のタミンドリンクを買う。この時間は少し目を離しただけでも、はっきりわかるくらい空の色が濃くなる。

橋を渡るとき、自転車で追い越した小学生たちの話す、「一度だけしか来ませんでした。牛と狐だけに『もう、こん』」という言葉が耳に流れ込んできた。

旧海岸通りから田町駅の方に向かうふりをして、首都高の下、旧でない海岸通りに出た。高速の下の交通量の激しい道なんて、ふだんなら願い下げなのだが、高速から落ちてくるオレンジ色の光に陽射しの暖かさを感じて、しばしつきあってみた。東京タワーが作り物のように浮かび上がる。実際作り物だが。

ゆりかもめの竹芝駅を通り過ぎると、四季劇場があった。その場ではてっきり汐留の電通四季劇場に着いたかと思ったのだが、実は別の劇場だった。すぐそばに2つも劇場を持つなんてすごい。芝商業高校のチャイムが鳴る。キンコンカンコン。それにあわせて鼻歌を歌ったりする。

芝離宮を巡るお堀沿いに延々歩き、なにからなにまで工事中の汐留到着。9.4km。

カレッタ汐留で食事。先週鹿児島とんかつとどちらにしようか迷ったカレーうどん専門店に入ることにする。巣鴨古奈屋という店。混んでいて席に通されるまで10分くらい待たされた。ちょっとお高いが、えび天カレーうどん(1350円)を注文。待っている間、隣の業界っぽい4人連れの若い男たちのグルメ談義を聞く。カレーは三越前にある店がおいしいらしい。ラーメンは恵比寿にある和風のやつ。店の名前まではっきり聞き取れず残念。

それはさておきカレーうどんだ。麺はうどんというには細めでラーメンの太麺といっても通りそうなもの。スープはミルクが入っているようで、とてもこくが深く、辛さもちょうどいい。通常のカレーうどんの範疇には入らない逸品だった。またこよう。

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