醤油ラテ

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11時に目覚ましをかけて12時に起きるという休日としてはなかなか精度の高い芸当を演じたあと、いつものようにうだうだしてしまって、3時半ごろ床屋に向かった。平日なのですいていると思っていたのだが、あにはからんや、かなりの混雑。床屋の人の話によると今日休みの人はかなり多いようだ。調べてみたら今日は楽器の日とのことだが、それとこれとは関係あるまい。

床屋を出たのは5時過ぎ。このところ気分はダイエットということもあって、蕎麦が食べたくなった。それで思い出したのが、五反田の遊庵という店。とてもおいしい蕎麦を食べさせてくれるのだが、昼と夜の間に休みが入ってしまうので、ちょっと前までの中途半端に時間帯のずれた生活だとなかなか食べる機会がなかった。今日はずれられるところまでずれているので、ちょうど夕方店が開く時間にいくことができる。

というわけで池上線で大崎広小路まで行ったのだった。表通りから一本入っただけで急に静かになる。いつだかは迷ってしまったけど、今では何の迷いもなくたどりつくことができる。ちょうど店が開いたばかりのようで、ぼくが最初の客だった。きつねせいろを注文。温かいつゆの中にあげにひき肉をはさんだものが入っているのだ。蕎麦が出てくるのを待っていると、小太りの中年男性が客として入ってきた。白いワイシャツをズボンから出して、仕事が終わった解放感を無理に演出している。ざる蕎麦と焼き物、それにビールを注文して、なかなか通っぽいなと思っていたら、途中で車を移動させるとかいって外に出て行った。車で来て、ビールを飲むのはまずいだろう。それはそれとして、きつねせいろは絶品だった。税込み900円。

歩き始める。桐ヶ谷通りからかむろ坂をのぼって林試の森公園へ。6時をすぎていたが、まだまだ明るい。中をつっきって北口から外に出た。しばらく緑道沿いに歩き、目黒通りを渡ると商店街。その先は目黒区役所だ。といっても、もう旧目黒区役所というべきのようだ。何でも中目黒駅そばの駒沢通り沿いに移転したらしい。たしかに、旧庁舎はどの駅から遠かった。

東横線の高架をくぐって、目黒・世田谷区界の道の真ん中にある古木の脇を通る。確か切ろうとするとそのたびに不幸な出来事が起こるとかで切れなかったという因縁があったはずだ。でも、実はこの木を何としてでも残そうと考えた人が巧妙にそういう話を流したのかもしれず、むしろその方が話としては面白いなどと考えた。

中目黒に近づくが、まっすぐは向かわず、暮れてきた住宅地の中をジグザグに進んで山手通りに出た。スタバに入る。ダイエット期間ということで、ミルクの代わりに豆乳をいれてもらおうとして、ついソイソースといってしまった。ほんとうに醤油が入っていたらどうしようと思ったが、さすがにそんなことにはならず、無事ソイラテの味を楽しめた。

中目黒で散歩は終わり。7.4km。東横線で渋谷に出て、本屋を物色するが、まだまだ未読の本がたまっているので、今日は見送った。

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