校長先生の受難

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久々の横浜散歩。横浜駅から歩き始める。西口から、まっすぐ進めばダイエーや東急ハンズに行き当たるところを、ビックカメラの角で曲がる。道一本違うだけだが、平沼高校の正門の前を通ったりしてかなり新鮮だ。16号の下の天井の低いトンネルをくぐっていつでも盆踊りOK状態の公園の角を曲がると天王町。星川方面に向けてその道を直進。

星川のちょっと先に家電の量販店WATTMANがある。仕事で間接的に関わっていたりするので、ちょっとだけのぞいてみることにした。単独の店ではなく、コーナンというホームセンターの2階の大半を占めている。広くて見やすいが、まあ普通の電気屋さんだ。ちょっと気になっているHDD&DVDレコーダーは結構安かった。

散歩再開。さらにまっすぐ進んで和田町の駅で相鉄線沿いを離れて北に向かう(ぼくの方向感覚的には東だったが)。釜台という街の長くて急な坂をえっちらおっちらのぼっていたら、涼しい日にも関わらず、汗が噴き出てきた。横浜国大の程近く、船員保険病院という海の匂いと消毒液の臭いのいりまじった旅情を感じさせる病院もある。その道をひたすらまっすぐ進む。第三京浜をくぐって、新横浜通りにぶつかったところでその道は終わり。

新横浜通りを渡ると保土ヶ谷区から神奈川区に住所が変わった。小さな子供を連れたお母さんたちが話しながら歩いていて、ふと子供たちの数人がずっと先に進んでしまい、しかも見知らぬ中年男性と連れ立って歩いているのに気がついた。心配になったらしく、「あれって一緒に歩いているよね」とか互いに確認したりしている。それに雰囲気につられて、子供の一人が「知らない人と一緒に歩いちゃいけないんだよ」と大声で叫び、母親の方も「待ちなさい」と声をあげた。その言葉が届いたせいかどうかはわからないが、男性は曲がり角で子供たちに手を振って別れていった。子供たちは走ってこちらに戻ってきて、母親の小言が始まる前に一言。「校長先生だよ」。

広い通りについてゆく。三ツ沢下町の駅を越えて、ガーデン下という商店街に入る。そのまま東横線の反町駅まで。スタート地点の横浜からは一駅だが、大回りしたので9.9km。

横浜に戻るのが自然だが、なんとなく自由が丘に向かうことにした。菊名から特急に乗り換える。さすがに速い。あっという間に自由が丘だ。

駅前の和風パスタ屋赤とんぼでカニとエビのペペロンチーノ。980円。おいしかった。そのあと、とても喉がかわいていたので、スタバでフラペチーノと韻を踏んでみる。

ヴィレッジ・ヴァンガードを冷やかして、結局青山ブックセンターでベストセラー本養老岳孟司『バカの壁』と林真理子他の『東京小説』という東京の街をテーマとした数人の作家による短編小説集を買った。後者に収められている『一年ののち』はぼくのけっこう好きな『東京マリーゴールド』という映画の原作だ。

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