仕事を夕方で切り上げて下北沢に向かう。東海道線の電車の中で、挙動不審の若い男。低く「シー」という声を出しながら、車内を左右にうろうろする。前後に移動してどこかへいってくれないかと願ったが、いくそぶりだけみせてすぐにあきらめてしまう。結局品川までつきあわされた。一見スポーツマンの学生風だったが、よくみると昆虫顔だった。
下北沢にきたのは芝居を観るためだ。到着したのは開演の30分前。今日最初の食事をとるため一目散に定食屋千草に駆け込む。ピーマンの肉詰ケチャップがけとかいうのを注文。味はまあまあ。850円。
劇場はすぐそばの本多劇場なので、余裕で間に合った。中の喫茶コーナーがスターバックスになっていて、スタバのエプロンをつけた店員が応対していた。
上演時間は2時間10分。9時10分くらいに劇場をでる。仕事が修羅場でこの先いつ散歩できるかわからないので、今軽く歩いておくことにした。
茶沢通りから都心方向の暗がりに入って、池ノ上の駅前に続く通りから、淡島通りに出た。しばし淡島通りをゆく。こまばエミナースという多目的ホールに宿泊施設がくっついた建物がいつの間にかできていて、そこを過ぎたところで、脇道に入った。大橋病院の前を通って246を歩道橋で越えた。
相の坂という坂をのぼりきって旧山手通り、マレーシア大使館前の押しボタン式の信号。向かい側に自転車に乗った若い男が待っていたので、当然ボタンは押したものと考え、ぼんやりしていたら、一向に信号が変わらない。見てみると、「ボタンを押してください」のままになっていた。
夜だというのに蒸し暑い。汗だくになりながら渋谷駅前到着。5.3kmだった。
先週見つけた山下書店で買い物。コミックの『20世紀少年』14巻。先週もあることを確認したのだが、買ったかどうかよくわからなかった。今日は先客の誰かがビニールをちょっと破っていたので、その隙間からページをめくって、未読なことを確認できた。もうひとつは吉本隆明と大塚英志の対談『だいたいで、いいじゃない。』。大塚英志の写真をはじめて見たが、予想より太っていてオタクっぽかった。
『20世紀少年』は電車の中で読み終える。

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