半袖にしようかどうか迷うような蒸し暑い日。まずは不在者投票をしに区役所へ向かう。
投票所が家から遠く、駅の反対側にあるので、最近ずっとそうしているのだ。小選挙区と比例代表は決めていたが(というか選択肢がない)、最高裁判所の判事の方はさぱっりわからないので、途中の図書館で公報を読んでから投票に臨んだ。昔とちがって時代錯誤的な判決を出す裁判官はいなくなってきたようで、とりあえず全員を信任することにした。
前日ということもあって投票所の前では行列ができていた。大田区では選挙区が2つあるので投票所の中にある受付も二つに分かれているようだった。3区は、石原都知事の子供が出馬している選挙区だが、ぼくが投票する4区は地味な選挙区だ。
投票を終えてから散歩。かなり遅くなってしまったので近場の目黒から歩きはじめる。最近目白がお気に入りなので、最後に目白に到着するようなコースを考えて、名前が対称的な目黒から歩いたらどうだろうなどと考えたのだ。とはいうものの、距離を考えれば、体調、気候などのコンディションが万全のときではないと難しいだろう。目白というのはあくまで目標、つまり昔航海のときに目安にした北極星のようなものであり、たどりつくという気持ちは希薄だった。
山手線と並行した道を恵比寿方向へ。日の丸自動車学校の前から橋を渡ってガーデンプレイス。日赤医療センターの前の東京女学院では文化祭が終わったところのようで、たくさんの学生やら父兄が渋谷行きのバスに乗り込もうとしていた。
葉が色づきはじめた広尾ガーデンヒルズ脇の並木道を通り抜けて、六本木ヒルズの方へ。城南高校へ抜ける道はかつては六本木とは思えないほどの静けさを残していたが、今は片側が切り崩されて、六本木ヒルズと接続されている。聳え立つ何棟ものビルディングを仰ぎ見る感じもきらいではない。
芋洗坂を通って六本木交差点、そして工事中の旧防衛庁脇へ。ここにもまたビルがたつらしい。こっちはマンハッタンラブストーリーで小泉今日子がいったように六本木ビルズにすればいいのに。
焼肉屋と領収書の街、赤坂を抜けて、もうクリスマス気分でライトアップされているニューオータニの前。上智大学の裏門を過ぎれば、もう四谷だ。
空はもう真っ暗だし、疲れてきたので、そろそろ頃合だったが、はるか遠くにある目白に想いをはせている間につい信号を渡ってしまったので、そのまま延長戦。外堀通り沿いに市谷まで歩いた。9.9km。
市ヶ谷駅の手前にあるタリーズで休憩。席数が少なくこじんまりしているが、ムーミンパパ風の店長らしき男性がにこやかで、なんだかとてもいい雰囲気だった。
有楽町線で有楽町に出た。地下鉄と直結しているビックカメラについつい吸い込まれてしまったが、考えてみれば食事がまだだった。晴海通りを渡ったところにある、定食屋おはちに入った。マヨ味噌焼定食に納豆をつけて780円。
夜になって少し風が冷たくなってきた。

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