平仮名で二文字の駅名はどこにあるだろう。今例として思いついたのは「よの」だが、今日降りたのは都心からみて正反対の「ひの」だ。立川までのにぎわいが嘘のようにローカルなたたずまいの駅前。大河ドラマの新撰組の旗がさみしく踊っている。
川崎街道に沿って多摩川の支流浅川を渡り、高幡不動の前に出る。長いカーブの坂をのぼりきると高幡台団地だ。左手が谷になっていて底にも住宅が並んでいる。向こう側はこちらと同じくらいの高さの丘になっていて、実はそこは去年あたり多摩川の対岸から斜面に隙間なく小さな家が並ぶ光景が目に焼き付いて、いつかいこうと思っている場所だったりする。惜しい、と思ったりもしたが、だいたいの位置はつかめたので、次回あたりいよいよ本丸に乗り込むことにしよう。
団地の多い地域で、すぐまた百草台団地がある。具体的な生活のにおいはそれぞれの部屋の中に押し込められていて、団地の広場や通路にあるのは、抽象的な生活だ。団地の中のそういう雰囲気が大好きで、わざわざ通り抜けたくなる。
多摩市をかすめ八王子市に入る。モノレールの大塚・帝京大学駅で散歩は終わり。
多摩センターから下北沢にでる。パスタmamaでタコと唐辛子のペペロンチーニ。塩味が主体のあっさりした味だ。三省堂でコミック今市子『百鬼夜行抄第6巻』を買った。なんだか、この連休中細々とお金を使いまくりで、財布の中はあと千円札二枚しかない。銀行はしまっているし、どうしよう。

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