海の波より人の波

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出るのが遅かったので、まず渋谷の夢吟坊で食事。ふつうどんぶりものは味が濃いと相場が決まっているが、ここのあなご天丼はとても淡泊だ。うどんがついて1081円。狭い席ですみませんとか、入り口のそばで申し訳ないですとか、無理矢理のように自分たちの至らない点をみつけて一言添える心遣いがいい。

昨日の花火大会に続いて、今日は味の素スタジアムに向かう人の混雑に巻き込まれる。東府中から乗った競馬上行きの電車はうって変わって閑散としていて、左右を含めて三両に乗客がぼく一人だけだった。

かなり珍しい7文字駅名の府中競馬正門前から歩き始める。旧甲州街道のところに鍋屋横丁といえば中野だがこちらにも同じ地名があるらしく標石がたっていた。もっぱら北を目指す。

東京経済大学の脇の先にはくらぼね坂という坂があり、暗くて骨があるなんてずいぶん陰気な名前だな思ったら、「くら」は馬の「鞍」で、馬でも骨を折るほど急だったからという説もあるらしい。だが、最初に思った意味通り暗くなってきたので、国分寺の駅で散歩を終える。5.4kmだった。

吉祥寺に出た。ユザワ屋の地下に啓文堂書店が開店したというのでみてみる。中はかなり広く、吉祥寺最大規模というのはまちがってなかった。1000円以上買うとマグカッププレゼントというサービスをしている。昨日いった新宿のブックファーストでも2000円以上買うとブックカバープレゼントというのをやっていたが、無理矢理買うのもばからしいので断念したのだった。その復讐戦というわけではないが、わざわざ1000円を少し越える程度の本を探し回って結局1150円の柄谷行人の『探求 II』を買った。

タリーズによってから、ABCマートでスニーカーを買った。おととい南町田で勧められたのと同じメーカーで色も似ているが、型が少し古いやつ。値段もかなり安い。

渋谷の河内屋でギネスドラフトを買うがあまり安くなかった。どこか近場でギネスビールが安い店はないだろうか。

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