重力を生み出すのはヒッグス粒子だけではないらしい。おそらくその謎の粒子のせいで会社にいくことができなかった。もう一眠りしたら少し楽になったが、それでも身体が重い。駅ビルのてもみんでマッサージしてもらうことにした。
20分後。滞った血が急に流れ始めてふらふらする。ついでに食事をしようと思うが、何となく石川町までいってしまう。
元町方面の出口の外にあるのはひらがな商店街。店の名前が全部ひらがなというわけではない。ハイソな元町の並びを右顧左眄しながら進むが、意外に入りやすい店がない。結局、元町・中華街駅手前のファッションビルの中に入ってみる。3階がレストラン街だった。
食欲があまりないので、黒板に書いてあるパスタセットにひかれて、Fisherman's Wharfという店に入ったが、またしても隣の店のメニューをみていたようで、赤恥をかいてしまった。気をとりなおして、娼婦スパゲティーという不思議な名前のパスタと、ツナサラダを注文。娼婦スパゲティーというのは、ちょっと唐辛子のきいたトマトソースの中に小エビとタマネギ、マッシュルームが入ったパスタだった。でも、麺がアルデンテどころかぐにゃりとやわらかくなっていて、娼婦をねたにした下品なジョークを思いつきそうになってしまった。サラダは、ジンジャー風味のドレッシングがさっぱりしていておいしかった。合計1450円。
山下公園の氷川丸のそばで休憩。マリンタワーと同じ会社が運営しているが、両者ともに客が減少して赤字を生み出しているらしい。ついでに、学校の遠足等をのぞいてはじめて大桟橋にいってみた。上は船の甲板のようなボードウォークになっている。複雑な傾斜にそってアップダウンしながら突端までいって、タイタニックごっこができそうな場所から海を眺めた。ずっと曇っていたのに、夕日の最後の光が、みなとみらいの高層ビル群を包みこむように、紫色になって残っていた。
タリーズにブルーベリーソイヨーグルトが復活していた。
伊勢佐木町はいつのまにやらパチンコ屋ばかりの街になっていた。というより、今や社会全体がパチンコ屋的だ。

コメントする