大師

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首都圏で大師といえば西新井か川崎だけど、そのうち自宅から遠い西新井大師にお参りしたくせに、目と鼻の先(直線距離だと2.8km)の川崎大師からは足が遠のいていた。大人になってからはじめてではないだろうか。

京急の川崎大師でおりると表参道と名付けられた昭和のにおいがする商店街がのびている。久寿餅屋とシャッターをおろしている店の割合が高い。門前までくるとさすがに店は開いていた。露店から進化したような、食べ物を売る店ばかりだ。

朗々と経文を読み上げる声が響く中、参拝。平穏、それがすべてだ。

境内を出て大師公園へ。家族連れが思い思いに遊んでいる。三輪車に乗った子供がブレーキをかけずに坂をおりようとしたところに、父親が大慌てで追いつく。

大師銀座という商店街を抜けると産業道路。排気ガスを避けて一本奥の通りをゆく。大師橋を渡るところで、上をふさいでいた首都高が右にカーブを切る。同じ産業道路でも、覆いのある神奈川県側と覆いのとれた東京都側では、雰囲気がまったく違う。

北上。羽田、東糀谷、大森南、大森東と町名が変わるが、町工場にはさまれた殺風景な通りはほとんど変化がない。平和島の美原通り。今日はレースがないのか、目が血走った男たちの姿はなかった。大森海岸を通り過ぎて、夕闇が深くなってきた品川区民公園の中へ。外へ出たときは真っ暗になっていた。

暗い暗い旧東海道。散歩というより、苦行と惰性を足して二で割ったようなものだった。ジャスコの脇の品川シーサイド駅到着。12.4kmだった。

昨日に続いて今日も渋谷に出る。食事は勝一というとんかつ屋でヒレカツ定食。味はまあまあだが、ころもと肉に一体感がなく、すっぽりとぬけてしまう。味噌汁とキャベツをおかわりしてもとをとる。1520円。

スリーミニッツハピネスで本の収納ケースを買ってから、タワーレコードへ。Ego Wrappin' のニューアルバム“Merry Merry”が出ていたので買う。あと、Anne Sofie von Otterが歌うスウェーデン近代歌曲集“Watercolors”も。秋は歌曲だ。

タリーズでコーヒーを飲んでいたら、8人連れの客がやってきた。テーブルや椅子を並べてえらい騒ぎになっていたが、なにもタリーズに8人で来なくてもいいのにと思ってしまう。もっと落ち着ける場所があるはずだ。

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