残暑はなかなか過ぎ去ろうとせず、代わりに気力と体力がどこかへ去ってしまった。ずた袋のような身体をひきずりながらとりあえず亀戸にむかってみる。
以前はさみしかったがサンストリートなどができてから少し活気がでてきた東口から歩き始めた。北十間川を渡ってからしばらくは東武亀戸線に寄り添う。東あずま、小村井と歩を進めて、橘商店街、押上駅前。歩いているうちに、抑揚のない下町の街並みにわずかにリズムが感じられるようになってきた。
隅田川に架かるX字型の人道橋桜橋。中央付近で、みんなが何もない虚空を見上げているので、UFOを呼ぶ会か何かかと思ったが、ひとりの男性が糸をまきつけているのを見て、凧揚げだとわかった。凧ははるか上空にいて、目に入ったゴミのような大きさだった。あるいは星か。一度目をそらすと再びみつけるのが大変だ。
暗くなってきた。入谷の交差点を渡って、鶯谷まで。8.7kmだった。
東京駅に出て、まずは食事。カレーが食べたかったので、いつものアルプスへ。カツカレー大盛り520円。
今日の真の目的の地、丸の内オアゾに向かう。東京駅の地下と直結しているので雨の日でも濡れずにいける。お目当てはもちろん1階から4階を占める書店、丸善本店だ。1階はサラリーマン御用達のビジネス書、2階は雑誌と文芸書、3階が文庫、新書、4階が洋書、文房具。広くて品揃えもいいのだが、なぜか本を選ぶ楽しみを感じなった。視界が遮られて見通しが悪いせいがあるかもしれない。開店祝いのご祝儀に何か買おうと思っていたのだが、結局手が伸びなかった。
そのあと、東京駅をはさんで反対側の八重洲ブックエンターへいってみたが、こちらはさらに見劣りがしてしまう。結局何も買わなかった。
有楽町まで歩いてビックカメラでポイントを使ってビールを買った。

コメントする