発電男

| コメント(0)

仕事で息苦しい気持ちになると空気の代わりにモノがほしくなる。というわけで今日は散歩に先だって有楽町に向かった。

銀座のアップルショップ。iPod mini LanyardというiPod mini用の首かけストラップがお目当てだ。ほかに目もくれず一点買いだったのだが、会計のところでかなり待たされてしまった。必ずしも悪いとばかりはいえないが客への対応が高級ブティック的なのだ。レシートひとつ発行するのにも時間がかかるし、どういう支払い方法かわからないがiPod shuffleを買った男性がレジのところに陣取って延々と書類の欄をうめているのをじっと待っている。3台あるうちの1台のレジ端末がおかしくなってしまったようなのだが、それを急いで復旧させようとせずのんびり残り2台でどうにかしようとする。あっという間に長い行列ができてしまった。高々ストラップを買ったくらいで郵便番号まできかれたりするし、よくわからない。

ストラップはとても小さなものだがそれをPCまる一台入りそうな大きなアップルの袋にいれてくれた。しかし、おしゃれで気に入ったので、邪魔であるにもかかわらず持ち帰ることにした。

とはいえこの買い物は成功だった。首のところから提げれば、液晶が見やすいので曲名がすぐ確認できるし、人に見せびらかしていい気分にもなれる。やたら長いイヤフォンの延長ケーブルをつけなくていいのもうれしい。

ビックカメラで携帯の機種変更の誘惑と戦い、その場は勝利をおさめる。

駒込から歩き始める。いったん山手線の内側を田端方面に向かい、陸橋を渡って外側に。不意に京浜東北線など多数の線路が集うさまを一望できる高台に出る。愉快な眺めだ。線路沿いに歩み、上中里のほんの少し手前で、陸橋を渡る。向かい側は大河のような二つの線路にはさまれた地域。静かな街だ。散り残った桜が粒入りのアイスクリームのように見える。

踏切をわたって(隣にエレベータ付という珍しい歩道橋があるので久々に渡りたかったが)もうひとつの線路を越えると、都営荒川線の梶原駅とそれに続く駅前商店街。そこから町屋のほうに向かおうかとも思っていたが、足が勝手に王子方面に進んでゆく。はるか上層の中央環状線の下をくぐり、すぐ下の音無川の上を渡る。

公園で薄汚れた服を着て白髪まじりの男がまだ点灯してない街灯にもたれ、首を激しく左右に降っている。少し離れた場所で遊ぶ子供たちはまったく無関心だったがかなり異様な光景だ。ひょっとしたら街灯をつけるために自家発電をしているつもりだったのかもしれない。それなら、彼の努力はあと少しで報われるだろう。

いくつも学校が集まっている地域を通り抜けていると、俄然足が快調になってきたが、東十条へと続くにぎやかな商店街に入ったところで雨がぽつりとおちてくる。散歩は東十条までで6.8kmだった。東十条北口の駅舎がとてもモダンになっていた。

東京駅八重洲地下街のいなば和幸というとんかつ屋で食事。エビのフェアをやっていて安くなっていたので、エビヒレカツ定食を注文。エビフリャーはうみゃあ。1200円。

はじめて丸善丸の内本店で本を買う。玄田有史『仕事のなかの曖昧な不安』。

丸の内をとおって有楽町へ。結局、機種交換することにした。選んだ機種はW31SAのミントグリーンだ。いまのと比べるとかなり軽いし、動作も速い。とりあえず、5月からダブル定額ライトに切り替えることを想定して、パケ割WINにしておいた。

コメントする