
衣替え。たくさんの服を押し入れや記憶の奥底から引っ張り出した。結構センスがいいじゃないかとわれながら思ったりもする。そんなことをしていたら遅くなったので、国分寺から歩き始めたのは4時半近くだった。梅雨の晴れ間だが空気はそれなりにさわやかだ。
武蔵国分寺方向の坂を下りると、あとはずっと平坦な道を南へ進む。通った経度は府中刑務所のちょっと東側。京王線のガードをくぐってさらにまっすぐ。
大國魂神社の境内から左手に回ると塀に沿って人しか通れない道が続いていて、そこから墓地におりる階段に地獄坂という名前がつけられていた。名前の由来はというと、「この坂の由来は明らかではありませんが、昔、この道を繁茂していた竹や草木がおおいかぶさり、また周囲の木立などがうっそうとしていて薄暗く、それはあたかも通行する人の心に地獄への道のイメージを与えていたことによるのかもしれません。別名を「暗闇坂」ともいいますが、この名前は坂道の薄暗い状態から由来していると思われます」。あと、暗い坂につけられる名前としては「幽霊坂」がある。
坂下の墓地は妙光院という寺社のもので、参道をつたって外にでると府中街道。いったん、競馬場の壁沿いに進んでゆくが、結局はまた府中街道に出てしまう。その先の橋を渡ると稲城市だが、今日は左手の是政で散歩終了。6.3kmだった。
ローカルな終着駅是政から西武多摩川線の電車に乗って武蔵境、そこから吉祥寺に出る。食事はロンロンの地下の紅虎餃子房で。野菜たっぷり湯麺と、薄皮棒餃子。あわせて1380円。餃子の味があとあとまで口の中に残る。
タリーズでコーヒーを飲んでいたら、開け放した窓から夕暮れの心地よい風が吹き込んできて読んでいる本のページを軽くなぜた。目をあげると駐車場を挟んで建っている3階建てのビルの各階の様子がそれぞれ見える。1階はレストランかカフェで、閉じられたカーテン越しに落ち着いた電球色の照明と赤い絨毯。2階は美容室で、あふれんばかりのまぶしい照明。3階は事務所になっていて、暗めの蛍光灯にホワイトボードが照らされている。なぜかそれをみていたら夏だなという気がしてきた。
渋谷に出て、あちこちうろうろ。タワーレコードになかったので結局HMVで、土岐麻子『STANDARDS on the sofa~土岐麻子ジャズを歌う~』とRei Harakami『Lust』を買う。HMVのポイントカードは100ポイント達成時に2500円しか還元されなくて、タワー(3000円)よりもサービスが落ちる。

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