カラツユネッパ

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品川ドコモビル

まだ6月だというのに真夏並みの不快さをためこんだ空気がまとわりつく。まずは都議選の期日前投票をするために区役所に向かうが、その間にもとっぷりと汗に浸ってしまう。よく知らない人の名前を書いた紙を銀色の箱の中にいれたあと、銀行で金をおろす。残高を年に換算して何年遊んで暮らせるかと考えてしまうのは、ダメ人間だということを証明していると、われながら思う。

大井町から歩き始める。実はこのところ仕事帰りに一駅だけ歩いて気分転換みたいなことをしているのだが、その道を昼間たどってみようと思ったのだ。車両基地を見渡せる線路沿いの高台の道をくだって目黒川にぶつかり、居木橋の交差点から御殿山をのぼる。

八ツ山橋を渡り品川港南口を目指す。このあたりは高層ビルがどんどん増殖している。日陰を歩いているのだが、ビルに日光が反射してそれなりにまぶしい。駅舎とアトレの間の間隙をぬけてドコモビルの公開空地。イモリが目の前を走り抜けてゆく。

あまり人気のない芝浦の街。橋のたもとでスーツを着た若い男がティッシュを配っていたので、1つ分の寛大さで手をさしのべたら、2つ渡されてむっときた。

田町駅が近づいてきた。ナチュラルローソンという紅色の看板が目印の新型店舗があって、その先の田町駅への道と交わる交差点の角にも2軒従来通りの青い看板のローソンがある。このローソンの密度は何だろう。

東芝ビルの手前で線路をくぐり、芝浦から浦がとれて芝に変わる。タリーズで休憩。アサイー&ブルーベリーソイヨーグルトというスムージーを飲んでみる。アサイーというのはブラジル原産のアマゾンフルーツらしい。夏は嫌いな季節だが、のどの渇きをいやすときの感覚だけはたまらない。ほかのどんなものがリアルに感じられなくなったとしても、この感覚だけは、いつまでもリアルであり続けると思う。

慈恵医大病院を通って虎ノ門まで。9.7kmだった。

下北沢に出る。定食屋千草で定番のにんにく醤油揚げ豚定食。おいしいと思ってたらやはり一番人気らしい。900円。

そのあと本多劇場で芝居をみる。帰り渋谷によるが、特に収穫はなし。

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