明けて八王子

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多摩動物公園そば

この連休、気の抜けたような軟弱な散歩ばかりだったので、有終の美を飾るため多摩最後の砦、八王子に向かう。JRだと高いが、京王線だと渋谷から350円でいけてしまう。しかも明大前から特急で30分ちょっとでついてしまった。

散歩の途中八王子市の隅をかすめたことは何度かあったが、本丸の八王子ははじめてだ。想像通りかなり開けていて、街というより都市という呼び名がふさわしい。京王八王子からJRの駅に向かう。

そういえば今日から梅雨明け。日射しはぎんぎんぎらぎらだが、空気は案外さわやかでこの3日間では一番歩きやすく感じる。それでも歩いているうちに汗は否応なしに噴き出してくるのだが。

JRの北口から南口にぬけると、とたんにローカルになる。ぼんやり左手に進んでいったら野猿街道の入口があってもっけの幸い。もともと多摩センター方面を目指すつもりだったのだ。といっても、最初旧道の風情があった道もだんだん交通量が多くなってきて、道をそれるきっかけを探し出す。だが、意図しないうちに勝手に野猿街道がぼくから離れていって、京王線の隣駅北野駅あたりに放り出された。

そのあたりからなんとなしに京王線の線路沿いに進んでゆく。多摩市方面を目指したいのだが、右手は緑色の巨大な山に阻まれて、道の選びようがないのだ。ちょっと裏道に入るとウグイスの声が聞こえる。

長沼、平山城址公園。どうにか右手に道があらわれるが、急峻な上り坂。しぼった雑巾をさらにねじるように汗をしぼりだされる。もう多摩市はあきらめて、多摩テックを通り過ぎ、道なりに多摩動物公園まで歩いた。8.1kmだった。[地図]

下北沢に出る。牛角食堂で、ネギ塩焼肉定食。焼肉にレモンをしぼったみじん切りのネギをまいて食べるのだが、かなりさっぱりしている。780円。

またしてもスタバ。ソイラテはときに石鹸の味がする。

新代田に向かう道すがら、塀の上でだらりと寝そべる猫を発見。人が近寄ってもち逃げる気配はなくますますだらだらが加速する。カップルが無邪気に携帯で写真をとっていたが、猫のあまりの脱力ぶりに、実は調子が悪くてへばっているのではないかと心配になってしまった。すぐそばで友だちらしき別の猫が心配そうに見守っていたのだ。

やってきたバスは低階床。後部ドアのすぐ後ろの座席は足を置く位置がちょっと高くなっていて、深く沈み込んで座ることになる。揺れ具合もちょうどいいし、まるでマッサージチェアのようだ。

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