
ようやく仕事がひとつ片付いた。もうひとつやらなくてはいけないことがあったのだが、それはもういいやという気分になって高円寺から歩き始める。そういうときは高円寺だ。
南口からなんとなく西をめざす。西へゆけば阿佐ヶ谷の商店街にぶつかるはずなのだが、住所はすぐに阿佐ヶ谷南に変わったものの、歩けど歩けど住宅地が続く。ブランコやすべり台があるまさにその名の通りの遊歩道に足を踏み入れて進んでいったら、住所が再び高円寺南にもどってしまった。
青梅街道を渡る。梅里中央公園、成田図書館、そして善福寺川沿いの緑地へ。木陰の涼を求めてしばし川沿いを進む。やがて木はなくなって人一人がやっとの狭い道になるが、それでも川沿いをゆく。正直、もうどうでもよくなっていたのだ。
荻窪南口に続く商店街に交差するところで、川を離れる。散歩は荻窪駅までで、6.6kmだった。このところ距離を歩けないのはどうやら新しい靴が悪いんじゃないかと思えてきた。二回りサイズが大きいのにしたのだが、もう一回り大きくないとだめらしい。[地図]
吉祥寺に出る。ラーメンが食べたくなったので、アヒルのヒナが最初に目にはいったものを親だと思う習性よろしく、最初に目についたラーメン屋に飛び込む。虎洞という店だ。食券を買ってから、満席だということに気がつき、一人きりの行列を作るはめになる。1050円のチャーシュー麺。堅めの麺と、醤油ベースの濃厚なスープがいい。
タリーズで涼んでから、タワーレコード。たまたまかかっていた湯川潮音という人の曲が気に入ってファーストアルバムを買った。「逆上がりの国」。声はイノトモに似ているし、音楽のタイプもアコースティックで彼女に似ている。だから気に入ったのだろう。

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