転んだ傷はいまだに治らないし、左手の指にわけのわからない切り傷ができたり、右手の親指の皮がむけたり、足の指の付け根に魚の目ができたりと、プチ災難が押し寄せている。化膿止めと魚の目用の絆創膏を買ってから電車に乗り込む。
東急田園都市線の宮崎台から歩き始める。南口はこじゃれた郊外の住宅地という風情。線路と並行に隣の宮前平方面に進み、半分くらいまできたところで陸橋を渡って線路の北側へ。
宮前区役所から割と感じのいい住宅街をぬけて神木本町。標識に従って東高根森林公園という広大な公園の中に誘い込まれた。
山間の自然の地形をいかした公園なので、森や水辺などさまざまな自然の風物が堪能できる。有名なのかもしれないがぜんぜん知らなかった。湿性植物園という湿った土地にはえている植物ばかりあつめた区域がある。蓮の実がたくさん目がある妖怪のようで気持ち悪い。赤い可憐な花があったので写真に収めようとロープをまたいで近づいてみたのだが、暗くてちゃんと写らなかった。これに限らず、今日の写真は数を撮った割にひとつも満足できるものがなかった。
水辺のベンチに座って、シューズを脱ぎ、魚の目の絆創膏をはる。水辺は蚊が多くてあっという間に刺されたようだ。ぷくりと皮膚がふくれてかゆみが広がる。
公園を出て東名をまたぐと多摩区に入る。長尾という地域だ。長尾の里めぐりというハイキングコースに指定されているらしい。確かに静かで、長尾神社、妙楽寺という由緒ありそうな寺社もある。
坂を下って下界へ。ナビウォークの助けを借りて南武線の宿河原まで。7.2kmだった。[地図]
川崎に出る。アゼリアの中にあるPesca Rosso というおかしな名前のイタリア料理店に入った。Pesce Rosso(赤い魚)というのは都内で結構名の知れた店らしいが、こちらはPesce(魚)でなくPescaつまり「桃」だ。Pescaは女性名詞なので本来Pesca Rossaとならなくてはいけないが、なぜか Rosso。イタリア人がみたらどう思うだろう。しかしそういう名前の割にはパスタはおいしかったのだった。グリーンのソースがかかってキノコや香草が入ったパスタにしたが、最近食べたパスタの中では一番だと思う。加えて、サラダバーで一回だけサラダを盛ることができる。ドリンク付きのAセットは1250円だ。
すいているヨドバシをゆったりとみたり、無印良品や紀伊國屋書店をみてまわる。川崎はほんとうに使える街になったなと思う。


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