無情なワルツ

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日々天気が悪くなっていって、今日は本格的な雨降りだ。一瞬の雨上がりにまんまとだまされて代々木から歩き始めてみたが、どうも気乗りがしないなと思っているうちにまた雨が落ちてきた。

山手通りに出たところで散歩を断念。初台坂上のバス停から渋谷行きのバスに乗り込む。バスの窓から見下ろす渋谷の街はカサの海。終点のひとつ手前の神南一丁目でおりて海にこぎ出す。

東急百貨店本店を横切ってBunkamuraへ。タダ券があったので、ギュスターヴ・モロー展をみることにする。ギュスターヴ・モローは19世紀後半にフランスで活躍した画家だ。主に神話や聖書から題材をとっていて、一昔前なら王道だったけれど、その当時すでに時代の流れから取り残されつつあったのではないかと想像してしまった。背景となる神話の説明に目がいって、肝心の絵の方はきれいなことはきれいなのだけど、リアルに迫ってくるものが感じられなかったのだ。

雨の中、京風うどんの夢吟坊へ。何度もきているがはじめて野菜天丼を注文してみる。さつまいも、かぼちゃ、にんじん、ししとう、なす、しいたけ、れんこんとなかなかのとりあわせ。味つけは淡泊で、薄味が好きなぼくも、もうひと味ほしくなってしまうが、そこはセットのうどんでカバーする。1080円。

南口。こちらにもいろいろ食べ物屋があるのを発見する。なぜか食事を済ませると見つかるのだ。渋谷の食事処もマンネリなので、今度こっちにも探索範囲を広げてみよう。

静けさを求めて新南口のスタバにきたのだが、やけに混雑していた。満席かと思ったが、折よくひとつ空いて、ゆったりと読書タイム。

外に出ると、またしても雨上がりの擬態。ひょっとしたら夜の散歩ができるかもと甘い期待をいだいたが、すぐにタッタッタタッタッタと無情で無調なワルツの演奏がはじまった。

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