雨混じりの予報だったが、かすかに晴れ間がのぞいてどうにか天気はもっている。いつもより早く家をでて、東武東上線の朝霞台の南口。JR武蔵野線の北朝霞駅と接続していて、高架線路が街を区切っている。目的地は平林寺という広大な寺だ。最寄り駅は武蔵野線の隣駅新座なので、とりあえずは高架沿いに進んでみる。
本田技研の研究所を過ぎて左折すると立て続けに文藝春秋社と集英社の倉庫がある。出版社が本のライフサイクルを管理する上で倉庫はとても重要だと思うが、それが同じような場所にあるのがおもしろい。
朝霞市と新座市と市境。そろそろ不安になってきたので、ナビウォークを起動してみる。珍しく、これまでたどった道のりがかなり正確だったようで、すぐに平林寺中央通りという通りに案内された。歩道が整備されていているし、それなりに華やぎも感じられる通りだ。車が多いのが玉に瑕だが。
中国の城のようなドンキホーテがあって自転車や車の流れができている。さらにいくと新座市役所。このあたりは以前通ったことがある。結構平林寺のすぐそばまできていたことがわかって驚く。
右側に広大な緑の敷地が広がる。それからが長かった。歩道と平行に野火止用水の溝が穿たれているが、ここでは水は涸れている。用水を掘ることを命じたのはこのあたりの領主だった松平信綱で、工事をはじめてからたった40日で完成したそうだ。信綱の墓は平林寺の中にある。
一様な木の連なりを抜けてどうにか総門にたどりつくが、開門しているのは16時までとのこと。すでに15時45分、ちょっと無理そうだ。せっかく早く出てきたのだが、それでも追いつかなかった。まあ、今日は場所が把握できたということでよしとして、紅葉の季節に出直すことにしよう。
平林寺の敷地の角を巻き込んで陣屋通りに入る。歩道が分離されていない通りを何度か曲がっているうちに車との戦いに疲れてきたので、またしてもナビウォークの世話になる。最寄り駅は西武池袋線の東久留米だ。指示通り進むと商店が増えてきて、駅に近づいていることを実感させてくれる。
到着。9.6kmだった。[地図]
池袋に出る。メトロポリタンプラザ7階のオリーブハウスというカジュアルなイタリアンの店に入る。カレーの新宿中村屋の系列だ。タラバガニのパンシチュー、パスタ(3種類くらいから選べる。ぼくはツナとアスパラのトマトソースにした)、サラダのプレートにドリンクがつくセットを注文。ロシア料理のようなパンシチューがおいしい。1312円。
駅の外に出ると大粒の雨が落ちていた。タワーレコードを冷やかしてとんぼ返りする。
有楽町に出てみる。地面は塗れていたが、こちらはほぼ雨が上がっていた、と思いきや、無印良品から出てみたら、また降ってきた。
有楽町の駅前では手相をみせてくれという若い男。壺売りの宗教団体の一味だ。そんな誰も幸せにならないことをしていることがとても腹立たしく感じられ、あらぬ方をにらみつける。


コメントする