パトラッシュ、ぼくはもう疲れたよ、とつぶやいて振り返るとパトラッシュはいないので、ぼくは床屋に向かった。床屋ではありとあらゆるマッサージコースを試すことになる。ケミカルウォッシュされたジーンズのようになって外に出たのは3時20分だった。
飯田橋までは30分。このところ写真がマイブームなので郊外より都心に足が向く。ほんとうに写真をメインに考えるならば、同じあたりをしらみつぶしに歩くのがいいのだが、「散歩」というマイ伝統も捨てられなくて、一応一貫性のあるコースをとる。
神楽坂の石畳の道はあっという間に終わって、色気のない街並を残り少ない日射しを惜しみながら歩いてゆく。神田川の対岸の崖にへばりついた公園を這い上がると椿山荘。道路の向こう側に光り輝く建物が見えたので、敷地に入り込んでみると、東京カテドラル聖マリア大聖堂だった。航空写真でみるとわかるが、十字型に翼を広げたような不思議な建物だ。そばには高々とそびえる煙突のような塔があり、頂上には十字架がかかっていた。
いったん不忍通りに出て結局元の目白通りに合流する。そのまま目白駅まで歩いた。5.8kmだった。[地図]
新宿に出た。いつものうどん屋三国一でツナサラダうどん。ここではすべてのサラダの中の最高峰がツナサラダなのだ。タワーレコードをひやかして代々木まで歩く。平日のせいか人の分布が違っていて、すいていると思っていたタリーズが混んでいた。
とてつもなく眠くなってきた。


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