デッドリンク

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the season shadows grow - IMGP1798

西日にあぶられたぼくの部屋から一歩外に出て、吹き付ける冷風に身をすくませる。まるで盆と正月がいっぺんにきたような気温差だ。上着をとりに引き返す。

川崎は近さの割にあまりいくことのない街だが、駅前にオープンしたラゾーナ川崎というショッピングプラザをみてみることにした。一度仕事の帰りに寄ったことがあったが、9時を過ぎていて、店はみんなしまっていたのだ。

日曜日の今日はすごい人出だった。中央に大きな広場があり、それを数階層の回廊がとりかこむという最近はやりのスタイルだ。ぼくの足が向くビックカメラは、駅から向かって右端のウィングの1階から5階まで全階層を占める巨大な店舗だった。最上階の5階はデッキになっていて人の数も多くなく、ゆったりと休憩できる。

鶴見川の土手の上は直に木枯らしが吹き付けてきて、おまけに太陽も酔ったような赤い顔になって西の街の向こうに沈んでいこうとしていた。寒い。冬なんてものがあったことをすっかり忘れていた。

建物の屋根にセスナ機が固定されていた。調布飛行場で離着陸するセスナをカメラに収めようと四苦八苦したことを思い出したが、この機はどこにも逃げやしない、落ちついてシャッターをおす。

閉店した廃墟のようにがらんとした店のそばからタールのようなゴムのようなにおいがただよってきた。どこかでかいただことのあるにおい。でも、それは特定の記憶に結びついているわけではなく、懐かさという感情を呼び覚ましているだけなのかもしれない。対象のない懐かしさ。デッドリンク。

夕空に城のように巨大なジャスコが浮かび上がる。すべてが夕闇に包まれるころ大倉山到着。

横浜で食事。崎陽軒中華食堂のまんぷく定食はほんとうにまんぷくになりそうなくらいてんこ盛りだった。ミニラーメン、ご飯、サラダ、ミニ八宝菜、揚げ餃子、シュウマイ、春巻き。この前食べた中華街のコースよりよかった。

そごうから運河を渡って向こう岸にあるベイクオーターにいってみる。レストランとファッション関係の店が多いので、食事をすませたぼくにはあまり用がない。通路が運河に面して開放的なのはいいのだが、これからの季節潮風に身をさらしながらウィンドウショッピングをするのはつらそうだ。なぜか人気のない片隅においてあるストーブで暖をとる。ふきつける温風が気持ちいい。眠くなりそうだ。

そごうに戻り、無印良品が今日まで10%割引だったので、通勤用のバッグを買った。何をいれているわけでもなくカバンそのものを運んでいるようなものだが、今までのはちょっと「仕事をする気ありません」オーラを出していたので、外見だけでも変えることにしたのだ。

天気
晴れ
散歩
川崎駅~尻手~末吉橋~大倉山駅(8.6km)-[地図]
飲み食い
崎陽軒中華食堂(横浜):まんぷくセット-1160円
買い物
ビックカメラ(ラゾーナ川崎):変換プラグ-840円
無印良品(横浜そごう):バッグ、テーブルタップ-4914円

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