そうだ、郊外へ行こう、という感じだったのだが、またしてもスタートダッシュに失敗して、たまプラーザあたりでお茶を濁す。濁ったお茶は飲まずにそのまま歩き始めた。
短い商店街をぬけて住宅街へ。このあたりを歩いているといくつか決まった道に引き寄せられてしまう。丘陵なので、崖が多く、たいていの道はまっすぐ伸びていかず尾根道にぶつかってしまうためなんだろう。横浜市と川崎市の境界から川崎市側に足を踏み入れる。
西に進んでいたのに、東進してまた西行って、今度は東。そのあたりで位置を確認したら、どの駅からも等距離(2km弱)離れているような場所だった。そのまましばらくフリーハンド(というかフリーフット)で歩いて、再び確認したが、駅の入れ替わりはあるものの、距離そのものは先ほどと変わっていなかった。さすがに、暗くなってきたので、ナビウォークを使って帰還モードに切り替えることにする。ターゲットは南武線の宿河原だ。
歩き疲れた足にはつらい長い坂道をあがってゆくが、ナビウォーク上は一直線に続いている道が、塀に囲まれた鬱蒼とした森に遮られていた。道を間違えたかもしれないと右往左往するが、わからないまま道を右手にそれた。少し開けたところに出てから再度計測したら、また目的地まで2km弱になっていた。まったく近づいていない。何かに化かされているようだった。
どうにか宿河原にたどり着いて、川崎に出た。チェーン店の蕎麦屋では一番おいしいと思う家族亭へ。そば湯がいい感じにのどをうるおしてくれた。


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