電車に乗った瞬間にデジカメのメモリーカードを忘れたことに気がついた。ぼくの決断を待つかのように電車はなかなか発車しなかったので、思い切って取りに帰ることにした。なんだかんだで最初乗るはずだった電車の40分くらいあとの電車に乗って横浜方面へ。メモリーカードがらみではあたら貴重なリソースを費やしている。財布の中に予備のメモリーカードをいれておくというLifeHackをもらったので、早速採用した。
東神奈川でおりて臨海方面へ。元日本鋼管の造船所があったあたりがコットンハーバーという名前で再開発されていた。運河に橋がかけられ、新しい道がひかれている。東神奈川駅前で見かけた華やいだ服装の若い女性を再び見かけて、なぜこんなところにきているのかと思ったら、コットンハーバークラブというクラブがあるのだった。結婚式の披露宴か何かがあるのだろう。シーサイドは小さな公園のようになっていてベイブリッジが左側に浮かび上がっている。人影はまばらで、みな時間をつぶすためだけにそこにいるようだった。
そこから外へは抜けられなくて、貨物の東高島駅前から、再びもときたあたりに舞い戻る。そこから先は定番の横浜中心部コース。みなとみらいから横浜ワールドポーターズでの小休憩のあと赤レンガ倉庫へ。久々にカモメハープに会った。よくみるとかなり無理な姿勢でがんばっているのだった。
県庁のそばで無幌の馬車が信号待ちをしていた。隣に路線バスが並んでいて、いいライバルという感じだった。
根岸線の高架をくぐったあたりで、見るからにかたぎでない凸凹コンビを見かけた。小柄で小太りの男はサングラス、ひげ、五分刈りで、黒のジャージというわかりやすさだし、でかい方はグレーのスーツの着くずし方がそれっぽい。だが何といっても歩き方が違う。肩で風を切るというとかっこういいが、動きにかなり無駄がある。日々歩き方の練習をしているのかもしれない。
裏寂れた飲食店がたち並ぶ一角。なんだか不思議に魅力を感じた。それは腐りかけた肉と同じ種類の味わいだった。
リンガーハットで食券を間違えて買ってしまい、食べるつもりのなかった餃子で腹がふくれた。

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