浅い眠りの中で絶えず激しい雨の音が聞こえていたが、それは夢の中でなく外側で降っているのだった。散歩は無理そうだったが、いきたいところはあった。それなのにぐずぐずしてしまった最たる理由は今読んでいる本が見つからなかったことで、昨日どこかに置き忘れたという結論に達して、ようやく外出したのだった。
恵比寿の東京都写真美術館で、昭和の高度成長期の頃の写真をみる。この時代の写真には不思議な軽薄さを感じる。対象を深く捉えようとしても、じっとしていてくれなかったのかもしれない。アラーキーがヨーコさんがボートで眠っているところをとった有名な写真は、こうして大きなプリントでみるのははじめてだったが、やはりいい作品だ。これも高度成長期に分類される時代の作品だったのか。そのほか細江英公や佐藤明の作品がおもしろかった。
初台のオペラシティギャラリーにいくが、この間観た展示をまだやっていた。ネットでチェックしたのは次の展示だったようだ。なんかとてつもない無駄足を踏んでしまった。こんなことなら写真美術館でもうひとつ展示をみればよかった。雨脚が弱くなっていたので新宿まで歩く。
最近くせになっている千吉のカレーうどんを食べる。古奈屋に比べて値段が安い分だけ、うどんのこしやスープの味の洗練度は落ちると思う。店員の感じは悪くはないが、よりチェーン店ぽくて、明らかにちがっている。
なくした本を買い直した。しゃくなので別の、より高額な本を買って、損害を目立たないようにする。
寄り道、遠回りをして帰ったら、電車の中で偶然以前の会社の同僚H氏に出会った。なんとうれしいことに、実家でもらってきたという巨峰をいただいた。大粒で、種がなく、非常に甘い葡萄だった。失くす本あればもらう葡萄あり。こんなことってあるんだな。ほんとうにありがとうございました。
- 天気
- 雨
- 写真
- 2/9
- 飲み食い
- カレーうどん千吉(新宿): トマトテイストサラダセット-780円
- タリーズ(代々木):ソルティーキャラメルラテ-490円
- 買い物
- 紀伊國屋書店(新宿):円城塔『Self Reference Engine』、アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』-4305円
- イベント
- 東京都写真美術館(恵比寿):昭和 写真の1945~1989 第三部「高度成長期」

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