at the zoo

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京浜東北線の中でシートの端に座っていた男性は、それが全財産というようなガムテープで補強されたキャスタートランクを脚の間に挟み、シートからずり落ちそうになりながら眠っていた。やがてほんとうにずり落ちて、それでも電車の床に座り込んだまま、背中をシートの縁に預けて眠りを続けようとしている。何度か姿勢を変えているところをみると、眠りこんでいるのではなく、眠ろうとしてがんばっているのだった。どこかぐっすり眠れる場所を追い求めて旅を続けているのかもしれない。

東横線桜木町駅の跡地は小さなイベントスペースになっていて、今日は『ごみ展』なるものが開催されている。入場無料だ。携帯電話、洗濯バサミ、カサなど拾ったゴミを使って造られた動物がいくつも展示されていた。

作り物の次はほんものの動物。年末に来たときは閉園していたので再度野毛山動物園を訪れた。無料で入場できる動物園にしては、なかなか広くて動物もそれなりにいる。一番人気はレッサーパンダ。3匹いた中の1匹モモタロウが昨年の10月に急死してしまったそうで、今日愛嬌を振りまいていたのは2匹だけだった。

爬虫類館は暖房がしっかりきいていて、動物たちだけでなく人間にとっても居心地がいい。カメ、ヘビ、ワニたちはそれでも動きが鈍くて、なかにはじっと静止したままでまるでフィギュアにみえるものもいた。彼らに流れる時間はさぞゆっくりなのだろうと思ってしまいそうになるが、入ってくる情報量が少ないのだろうから主観的には逆にあっという間に時間が流れ去っているのかもしれない。

アビシニアコロブスという猿は身体全体が白と黒のモノトーンで、表情やしぐさに宗教的な聖者のようなものを感じる。檻の外を憧れをたたえたような眼で観察している猿、自分のからに閉じこもって瞑想にふける猿。若い夢想家と老いた夢想家のカリカチュアのようだった。

トラは勤勉な自宅警備員のように檻の中を左右に動き回っていた。尾を上げたら小便を飛ばすので逃げてくださいという注意書きがあったが、実際どれくらい飛ぶものなのだろうか。みてみたかった。

そして、最後は人間。何でも食べるし性質はかなり凶暴なので、ほかの動物たちとの間は檻で隔てられている。

動物園の外に出てからのほうがはるかに長い距離を歩いているのだが、特に書くようなことも撮るような風景もないまま石川町にたどりついた。横浜駅にでる。

アルバというカレー屋で食べたホームランカレーは、基本セットの、ライス、キャベツ、カレーに、カツ、目玉焼き、エビフライ、ウインナーと4種がのった豪華メニュー。褐色のカレーがこくと深みがあっておいしかった。

ずっと目をつけていたauの携帯Infobar2の機種変更の値段が大幅にさがっていた。春モデルが発表されたせいだろう。機能的にはあまり目新しさを感じず、デザインも個性的すぎて実用的ではないかなと思い、いったん興味を失ったのだが、その値段をみたとたん所有欲がわいてきて、結局機種変更に踏み切った。選んだ色は赤が基調のニシキゴイ。もともとはシックなシルバーがいいと思っていたのだが、どうせなら一番製品のコンセプトに沿ってそうなカラフルな色合いのものにしようと思いなおしたのだ。

スタバで時間をつぶしたあと、手続きの済んだ新しい機種を受け取るが、モバイルSuicaの移行にひどく手間取って、なかなか電車に乗ることができなかった。

天気
曇り
散歩
桜木町駅~野毛山動物園~関東学院~中村橋~石川町駅(9.0km)-[地図]
写真
3/17
飲み食い
アルバ(横浜ヨドバシカメラ): ホームランカレー-1000円
スターバックス(横浜モアーズ):キャラメルマキアート-460円
買い物
ヨドバシカメラ(横浜):Infobar2機種変更-10500円(うち2100円はauのポイントで精算)

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