陽光を浴びながら歩く成城の街。中心部を少し離れただけで高級住宅地らしさは息をひそめ、ふつうの郊外の空気が広がっている。併走するのは川世線という名前の送電線で、たぶん川崎と世田ヶ谷を結んでいるのだろう。巨人のファッションショーのようにさまざまな形の鉄塔が並んでいる。
調布市にはいると、農地や雑木林が増えてきた。西日を追いかけていくと、それまでの丘陵地がいきなり沈み込んでいって、谷底に小さな川が流れている。入間川という名のその川が、長い年月をかけてこの地形を作り出したのだ。だが、今では幅1mほどの溝の中をちょろちょろと流れるばかりで、何も変えることはできない。
品川通りというそれなりに広い通りに出た後は、ただ惰性で調布まで歩ききった。道々、使えそうな写真は一枚も撮れなかった。
下北沢に出て、久しぶりに定食屋千草。散歩中写真を撮れなかった分、とりかえそうとうろうろする。


確かに品川通りは殺風景ですね。とくに道路を整備してからはなおさら。
野川沿いに歩かれたら少しはマシだったかもしれません。
あれ、hirosakaさんの地元ですか?品川通りは殺風景というほどではありませんが、確かに退屈な街並みでした。同じ品川通りでも、狛江の方にのびる旧道のほうがずっといいですね。道をそれることも考えないではありませんでしたが、もう散歩も終盤で、わかりやすい道のりで調布まで歩ききってしまえという、意識の方が強かったんですよね。