今日は晴れ。傾いた日差しをあびて街並みが立体的に見える。近くのビルが遠方のビルを追い越してどんどん後ろに流れ去ってゆく。まあ、それは晴れでも雨でもそういうものだが。
中央線の三鷹、国分寺間の高架工事も佳境に入って、下り線のみ高架線路が利用されているが、間の三駅、武蔵境、東小金井、武蔵小金井は駅の構造がねじれてそれぞれおもしろい(利用者にとっては不便だろうが)ことになっている。東小金井の場合はなんと上り線と下り線で改札まで別になっている。つまり、乗り越したことに東小金井で気がついて反対方面の電車に乗ろうとしたら、改札を通り抜けなくてはならないのだ。
その東小金井から小金井公園へ。ほんとうは桜の季節にきたかったのだが、桜の園と呼ばれる場所ももはや花びらは上にも下にもどこにもなくなっていた。江戸東京たてもの園の前を通っていったん公園の外に出てから、小金井カントリークラブとの境界の細くて暗い道。江戸東京たてもの園に裏口があることを発見する。こっちから出入りする人いるんだろうか。
狭山・境緑道という長いまっすぐな道。この下には水道がひかれているのだ。巨大な暗黒のチューブの中をほとばしる水流を思い浮かべる。とはいえ、その量とか速度がどれほどのものなのかまったくわからない。
その道がたどりつくのは予定調和的に境浄水場。たくさんの静かな長方形の水面。長旅をしてきた水たちの休憩所だ。
ぼくがたどり着いたのは三鷹。電車で隣の吉祥寺に移動する。
1ヶ月以上も間が空いての吉祥寺。吉祥寺は東京西部のいわゆる武蔵野と呼ばれる地域を歩くときの拠点なので、やっぱり武蔵野はもう散歩のホームグラウンドじゃなくなってきているのかもしれない。
ああ、今日も髪を切れなかった。


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