本日のdutyの切りがちょうどいいという神話を急遽でっち上げて、今日開業した副都心線に乗りに行く。しかし、都庁が新宿に移転して17年たった現在、副都心の「副」はもうとっくにとれていると思っていたのだが、新線の名前で復活するとは意外だった。
副都心線の渋谷駅はJRの駅から駅一個分すっぽり北東にずれているので、ハチ公口からだとかなり歩かされる。しかも改札に入ってから細切れに何度もエスカレータを乗り継いでホームまで下っていかなくてはいけなくて、しかも初日のためやたら人が多いので、思ったより時間がかかった。
乗ったのが各駅停車だったせいもあるだろうが、駅の混雑に比べて車内は空いていた。明治神宮前、北参道、新宿三丁目、東新宿、西早稲田、そして池袋のひとつ手前雑司が谷。今日のところは雑司が谷で下車する。
忘れもしない。時刻はもう16時38分だった。色とりどりのアジサイが咲き誇る路地を通り抜けて大塚駅前に出て、結局、池袋の一つ先、副都心線と有楽町線が乗り入れている要町まで歩いたのだった。要町、千川、小竹向原は二線が乗り入れる交通の要所になってしまったが、街のありさまはほんとうにたいしたことなくて、なんだか無関係なぼくが申し訳なさを感じてしまうほどだ。特に小竹向原なんて、急行まで停まるのに、コンビニとファミレスと打ちっ放しのゴルフ練習場しかない駅前は、ほんとうに悲しくなるよ。
池袋、小竹向原間はこれまでも副都心線が新線という暫定感あふれる名前で運行していたが、要町と千川は通過していた。だから要町の副都心線ホームが使われるのは今日からということになる。古びた有楽町線のホームの真下にその真新しい副都心線ホームはあって、まるで階段の上下によってタイムスリップしているみたいだった。
帰りも副都心線で渋谷に戻る。
山手線とほぼ並行しているので、新しく街と街のつながりを生み出したわけじゃなく、これまでのつながりを補完するような感じだと思う。小竹向原の先の東武東上線とか西武池袋沿線の人や、新しく開業した駅の利用者にとっては、新宿や渋谷に出るのが飛躍的に便利になったが、それ以外の人は相変わらずJRを使うんだろうし、使った方がいいだろう。副都心線が本格的にその役割を果たし始めるのは、東横線と直通してからだ。そうすると横浜方面から新宿、池袋まで乗り換えなしでいけるようになり、JR湘南新宿ラインとの勝負が本格化する。


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