正月という名のターミネーターが街から人々と商業を一掃してしまった。横浜。
ちょっと早めに家を出て、あまり遠くに行かない、という二つの美徳を重ねるだけで、さんさんと降り注ぐ日射しが手に入る。ほかのものではかえがたい贈り物。初詣に行くつもりはないけど、こうして日の光を浴びているだけでも、太陽神ラーを参拝していることになるような気がした。
歩く、歩く、歩く。太陽はまだ高く、どこまでも歩き続けられそうだった。微妙にランドマークをそれ続けたので、どこを歩いたかというのは説明しづらいんだけど、横浜国大の北西、相鉄線和田町と上星川の中間あたり、仏向町のどこまでも続く上り坂、謎の電波塔、桜ヶ丘からちょっと離れた新桜ヶ丘。そこから東戸塚の方に向かえば少なくとも新鮮さはあったと思うけど、保土ヶ谷区だし保土ヶ谷駅が圧倒的に近いだろう、というかすぐそこだろうと、保土ヶ谷方向を選ぶが、既視感のあるその道を歩めども歩めども保土ヶ谷にはつかない。最後の最後で覇気をみせて、相鉄線の天王町まで。
途中、2009が素数かどうか気になって、計算してみた。いや、実は7で割り切れるので、すぐ合成数だということに気がつくはずだが、いきなり計算違いをしでかして、延々と割続け、37で力尽きた。もう少しがんばって41で試せば遅まきながら気がついたはずだが。
横浜に舞い戻って、かろうじてあいていたヨドバシカメラで電気ケトルを買う。オフィスにあってとても便利だなと思っていたのだが、そんな便利なものがなぜ自宅にないんだろ、あればすごく便利なのに、ということに突然気がついて、新年最初の買い物とあいなったわけだ。
店はほとんど閉まっている。開いている店は壮絶に混んでいる。食事は途中のコンビニで買って帰ろう。


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